ROXX(ロックス) 転職希望者の前職調査 リファレンスチェック

11/2付けの日本経済新聞に、「ロックス、コンプラ違反を点検 転職希望者SNS言動も」という記事がありました。転職希望者の前職調査(リファレンスチェック)を手掛けるROXX(ロックス)が第三者割当増資で約10億円を調達したという記事です。

リファレンスチェック

企業、会社が採用をしようとする応募者の、以前の勤務先の「同僚」や「上司」に、応募者の「人柄」「経歴」などを問い合わせすることを「リファレンスチェック」って言うんですね。外資系企業では以前から行なわれているリファレンスチェックですが、近年日系企業でも行なわれる機会が増えてきているんだそう。

リファレンスされる内容は様々らしいのですが、一般的には、在職時の仕事内容や成果、勤務態度、退職理由などを確認されることが多いということです。前職で見に付けた経験やスキルは自社に持ち込んでほしいけど、経営に関わる秘密情報を持ち込まれたりすると大変です。回転寿司でも最近起きましたね。前職から持ち出した不正なんだけど、持ち込んだ先が徹底的に叩かれます。

どこまで広がるのか

リファレンスチェックは欧米で先行して根付いているらしく、日本でも同様に活用が広がるとみられているとのこと。転職が当たり前の時代が来れば、当然のニーズでしょう。転職希望者の同意を得たうえで、複数の調査会社と連携し、犯罪歴や反社会勢力との関わりなどをチェック。SNS(交流サイト)での言動も調べるようです。

しかし、これって、難しそうですね。どこまでやっていいモノかどうか。転職希望者の同意を得るということですから、同意が得られない(=データがない)転職希望者を採用する企業がなくなるということになりそうです。昔はこそこそやってた情報共有。どこまでビジネスになるんでしょうか。

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