オウケイウェイブ 債権の取立不能または取立遅延に関し調査委員会を設置

オウケイウェイブは5/6、「調査委員会の設置及び2022年6月期第3四半期決算発表の延期に関するお知らせ」を公表しました。同日に、「(開示事項の経過)債権の取立不能または取立遅延のおそれのある取引先への対応に関するお知らせ」も公表しています。

オウケイウェイブ

オウケイウェイブは、Q&Aサイト「OKWAVE」を中心とするサービスを提供する企業。「OKWAVE」は利用者が投稿した質問に対して別の利用者が回答し、「Oshiete(教えて)」と「Kotaeru(答える)」を結びつける仕組みなんだそうです。名古屋証券取引所ネクスト市場上場企業です。

債権の取立不能または取立遅延

オウケイウェイブは約1年前から、Raging Bull合同会社という運用会社に資金運用を委託していたようです。で、その運用会社が倒産して、委託していた運用資金が回収できなくなったというお話。そもそも委託した資金が3,429百万円で、約1年間の収益(運用成果)が1,503百万円。合計4,933百万円が返ってこなくなったと。

Raging Bull合同会社はオウケイウェイブとの契約にもかかわらず、定められた運用をしていなかったいうことらしく、刑法上の詐欺罪に該当する可能性が高いとして、捜査機関と連携の上、違法な行為をした者及び加担した者に適正な処罰がなされるように手配をしていくとしています。

何とも奇妙な事件ですね。34億円運用委託してわずか1年での運用収益が15億円?。運用利回りは約44%になります。これってどんな運用してたわけ?って感じです。この「運用」とやらのからくり、委託したオウケイウェイブ側の担当役員も十分わかっていたと考えるのが妥当ですよね。

このオウケイウェイブという会社、子会社で会計不正だの、元社長がインサイダーだの、辞任だの。と、いろいろやらかしてきたみたい。現在株価は100円ちょっと。なんだか相当ヤバいことになってきてます。

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