オリンパス 取締役代表執行役社長が違法薬物購入の疑いで辞任

オリンパス株式会社は10/28、「代表執行役の異動について」を公表しました。取締役代表執行役社長兼 CEO(最高経営責任者)であるシュテファン・カウフマン氏が、10月28日に取締役、代表執行役社長兼 CEO(最高経営責任者)、執行役及び指名委員の地位をいずれも辞任したとのこと。

オリンパス

オリンパスは内視鏡、治療機器を手掛ける医療機器メーカーです。軟式内視鏡では世界最大手。治療機器では、消化器科処置具、泌尿器科、呼吸器科などの領域で事業を展開する東証プライム上場企業です。

以前は不祥事が絶えない会社でした。内部通報者に対する報復人事訴訟。損失隠しのための粉飾決算とそれらをめぐり告発したイギリス人社長が解任されるという事態も。この時の社長も旧経営陣の問題を指摘して辞任を求めたら自分が解任されるという展開。

違法薬物の購入

そして今回の社長辞任の理由は違法薬物の購入だそう。違法薬物を購入していた旨の通報を受け、外部の法律事務所とも相談の上、直ちに事実確認。内部調査の結果を受けて、社長に対して辞任するよう求め、社長がこれに応じたとのこと。

開示では「通報」という表現がされているだけなので、内部からのものか外部機関からのものか分かりません。違法な薬物というのが何なのかも公表していません。内部通報や内部告発。これらは企業が正常な経営をいち早く取り戻すため重要な手段ですが、この会社多すぎ。でもって、違法薬物とはねぇ。

コメントを残す