10/20の株式市場で、当ブログでも何度も取り上げてきたレオパレス21がストップ安(80円下げて274円)となりました。施工不良問題が次々に発覚していたあのレオパレスです。それでもこのところ株価は回復してきており、300円台を固めて400円を窺うような動きを見せていたんですけどね。
デイリー新潮らしい
きっかけはデイリー新潮というメディアが報じたニュースのようです。入居率が80%を下回ってくるとヤバい。みたいに言われていたレオパレス。一時期77%まで下がっていた入居率がその後するすると80%台を回復していたんですね。
同社が月次で公表しているこの入居率、意図的な「数字工作」が行われていたということです。メディアが報じるところによれば、「経営陣主導のもと入居率の数字工作が行われていた」としています。ん~、確かに感触的には数字が操作されていたというのは納得できる話です。
内部告発
このことが明るみに出たのは、内部告発文書がレオパレスの社外取締役である弁護士や、コンサルタントなどに送り付けられたためだそうです。ただ、この文書が送り付けられたのが昨年の10月ということになってるのが解せないところ。社外取締役等はこの内部告発文書を1年間にわたって握りつぶしてきたということでしょうか。
もちろんメディアにしても裏取りに時間はかけるでしょうが、1年間というのはちょっと長すぎじゃないかと。入居率の数字工作も大問題ですが、この期にいたってなお、内部告発を隠蔽する力が働いていたとしたら、こちらも相当問題ですね。