リファラル採用

ある経済誌で人員不足に悩む業界の記事を読んでました。外食産業はバイト不足でかなり困ってるみたいですね。労働人口は減り続けてるのに店舗は増え続ける。そりゃ足らなくなるわね。コンビニなんかもそうでしょう。まぁ、外国人のコンビニ店員めちゃくちゃ増えましたもんね。

記事に添えられたコラムで、「リファラル採用」が紹介されていたんですが、みなさんこれって意味知ってました?「口コミ採用と呼ばれ、社員が自社に知人などを紹介する採用形態」なんですって。全然知らんかった。

数十万円程度の成功報酬

このリファラル採用では、勧誘のために使った食事等の経費を補助したりするらしいんですが、うまく採用に至った場合は数十万円程度の成功報酬を支払ってくれるんですと。ビックリ。こりゃ紹介する社員も美味しいです。

普通に人材紹介会社を利用して、採用に至った場合は、採用した社員の年俸の3割から4割を人材紹介会社に支払うんだそうです。採用した社員が年収500万円なら150万円から200万円。これまたビックリ。だから、会社にとって数十万円はぜんぜん高くないんだとか。

私も現役時代に、まさにこの例とほぼ同額の中途採用したことありますが、こんなに払ってたとは。

以前勤めてた会社の同僚とか

紹介する知人ってのが、以前勤めていた会社の同僚とかでも良いんだろうか。禁止するルールとかあるんですかね。採用した社員が、以前勤めていた会社の元同僚をリファラル採用する。その社員もまた別の元同僚をリファラル採用する。

芋蔓式に、大量引き抜きになっちゃいますよね。と、ここまで他人事のように書いてきたんですが。そういえば、昨年、同業他社にバラバラと同じ支店から転職していく連中がいたんだが、、、これだったのかもしれません(以前勤めてた会社での出来事ね)。

採用方法としては良い選択かもしれないけど、抜かれる方の会社はたまったもんじゃないです。みなさんの会社は大丈夫ですか?

70歳雇用 努力目標に

9/6付け日本経済新聞トップ記事です。高年齢者雇用安定法の改正も視野に入れつつ、70歳まで働けるようにしようという政策ですね。労働人口が減少していく中、当然の流れでしょう。現在、法が定める本人が希望した場合の継続雇用年齢は65歳。これを70歳まで引き上げようというものです。

高年齢者雇用安定法に対する企業の対応の実体

「高年齢者雇用安定法は企業に対し、継続雇用年齢まで「定年延長」「再雇用」「定年廃止」のいずれかの対応を求める。17年の厚生労働省の調査では、実際に定年を延長し、65歳以上としている企業は17%、定年制廃止は2.6%にとどまり、8割が再雇用だ。」(記事から引用)

私が勤めていた会社もこの8割とされている「再雇用」を採用してました。再雇用の会社側のメリットは、本人がそれまで積み上げてきた実績やら功績を全部一旦リセットできること。これまでとは違うんだよっという宣言を受けてしまうんです。だから、ここで大幅な賃下げが行いやすい。かなり能力の高かった人も、これでモチベーション失って、一気に衰えていく先輩たちを何度も見てきました。会社にとっても非常に大きな損失ではないかと思います。

実はそれ以前にも、60歳の前に、55歳で役職定年なるイベントがあり、課長や部長をしていた有能な人材は役職定年、つまり課長、部長の席を追われ、スタッフに戻されるというイベントもありました。ここでもモチベーションダダ下がり。こういう制度を持っている企業も多いと思います。55歳、60歳、2段階でやる気を失わせる人事制度です。経営も人事もバカですよね。

生産年齢人口の減少

どんどん若い人を採用できた時代はこれで良かったんです。しかしこれからというか、既にかもしれませんが、生産年齢人口はがんがん減少しています。そのうえ金融業界などは就職先としての人気もがた落ちです。高年齢者の中にやる気も能力もある人材を選抜して、まだまだしっかり働いてもらわないでどうするの。って思うんですよ。

一方で、コスト削減、人員削減が必要なのもよく分かります。だけど、それを年齢で考える(高年齢者を一律に切る)っていうのは、経営の思考停止、人事の業務放棄に他ならない。とkuniは考えるのですが、みなさんはどう考えますか?

自然災害 北海道で震度6強

台風被害について書いたとたんに、今日未明、今度は北海道で震度6強の地震です。明るくなって、マスメディアが被害状況を報じ始めましたが、土砂崩れによる人的被害もありそうな気配です。295万戸で停電が続いているらしいです。

札幌市内とかはそれほどでもなさそうですが、都市部以外での被害状況は相当酷いようです。土砂崩れなんかは、台風21号の降らせた雨の影響も大きかったんでしょうね。

まだ正確な被害の実体も把握出来ていない状況ではありますが、災害救助にあたる自衛隊や警察、消防のみなさん、それから道民のみなさん、頑張ってください。

自然災害 台風21号

被災されたみなさんにお見舞い申し上げます

予報の段階から予想されてはいましたが、非常に大きな災害になってしまいました。観測史上1位だとか半世紀ぶりだとか、超強力な台風でしたね。大阪で11名の方が亡くなられたようです。

大阪といえば、6月に大阪北部地震があったばかりですよね。西日本豪雨の記憶も残ってて、なんか西の方がまずいことになってないか?東京からは何となくそんなふうに見えてしまいます。

自然災害が北上中?

桜前線じゃないけど、熊本の地震以降、西日本での災害が多く、自然災害が日本列島を北上中といいますか、徐々に東に進んできているような。これから南海トラフだの首都圏直下型だのとメディアに煽られそうです。

  • 2016年4月 熊本地震
  • 2017年7月 九州北部豪雨
  • 2018年6月 大阪北部地震
  • 2018年7月 西日本豪雨

今 覚えてる災害並べてみましたが、こんな感じだったでしょうか。次は・・・という不謹慎なことは考えたくないですが、そんな気がするんです。

被災者のみなさん、復旧に向けて頑張ってください

今回の台風21号の被害状況。ニュースバリューがあるうちはどんどん報道されるんですが、じきに東京では報道されなくなるんですよね。そうこうして、みんな忘れていくんです(私もそうですが)。

つい最近まで、エアコンなしで生活できない、エアコンちゃんと修理しなかった病院の責任だ。などと東京では大騒ぎでした。昨日時点で、大阪ではまだ50万世帯が停電中らしいです。ということはエアコンなしの生活強いられてるんですよね。台風一過で最高気温30度とかいってますし、これ、めちゃくちゃ過酷ですよ。

そんな中、被災された方にとって、復旧に向けて一番しんどいのはこれからですからね。身体に気をつけて、頑張ってください。一日も早い復旧をお祈りしております。

キリンの首はなぜ長いか

ある経済誌の今月号か、今週号か、忘れてしまったのですが、このタイトルのようなコラムを読みました。生物の進化について書いたコラムです。

その昔、キリンの首が長いのは、少しでも高いところの葉っぱを食べれるように、生き残っていくために進化したんだ。という話を聞いたことがあるような。どこで誰に聞いたのか、何かで読んだのか思い出せませんが、そんな認識でした。このコラムの中でもその説は紹介されていたのですが、また別の説についても触れていました。

人間は引き残るための道具という発想をしてしまいがち

人間は進化の過程で道具を作り、その道具を進化させてきたため、生物の進化を考える時も、ついつい道具という目線で考えてしまうとか。多くの動物が種を残すために雌を奪い合うのですが、その際の武器が牙であり、角であったりしますと。キリンも一緒で、雄同士が戦う際の武器として首が長くなった。

そんな内容だったように記憶しています。確かに、言われてみるとその通りで、種の保存のための武器、という見方の方がとても自然な感じがします。ちなみに、実際にキリンの雄同士は長い首を打ち付けて、雌のために戦うんだそうです。

どちらの説が正しいのか分かりませんが、ついつい陥りやすい視点からの風景を一旦リセットして、違う視点から物事を見つめ直すって、必要だなぁ。と感じた次第です。