VISAタッチ決済のCM ZAITENが取り上げてる

ZAITEN(過激にして愛嬌ありの経済情報誌)が、「Visa『お相撲さんに失礼』なタッチ決済CM」という記事を書いてるようです。kuniは日経の広告でタイトルを読んだだけなんですけどね。世の中には「これ、けしからん」と感じる人がやっぱ居るんですね。

VISAのCM

問題のCMは先輩と後輩がコンビニで買い物し、先輩OLが並んだレジの列はタッチ決済の人ばかりであっという間に決済を完了。後輩の並んだレジはなかなか進まない、というシチュエーション。先に済ませた先輩OLが「お先に」といいつつ、コンビニ出口でお相撲さんにぶつかってしまうというストーリーです。

転んでしまったOLが「エヘッ」、っと照れ隠ししてお終いなんですが、昭和生まれのおじさんには、「よそ見していてぶつかっておいて、エヘッ、とはどういうことか。まず不注意でぶつかってしまったことを謝罪だろうが」と感じるわけです

おそらくZAITENの記事もこのことを、「お相撲さんに失礼」と指摘してるんだろうと思います。ここにも昭和の頑固親爺たちが居るんですね、きっと。kuni的にはちょっと安心しました。

ただついでに書くと、お相撲さんはお相撲さんで、コンビニ入口を3人で塞ぐように入ってきていて、これも問題。それでなくてもデカい体のお相撲さん、もう少し入店の仕方があるだろう。とも感じます。ZAITENはこの部分も突っ込んでるかな? とまぁ、CM一つでブツクサ文句言ってる昭和親爺の独り言でした。

希望退職者の募集 今でも

9月に入り、9/4にパンチ工業、9/5にCARTA HOLDINGSという会社2社が希望退職に関する開示を行っていました。前者は募集結果と特別損失の計上に関する開示で、後者はこれから募集しますという開示です。コロナを乗り切りやっと企業業績が好転してきたところですが、やっぱりあるんですね。

両社の状況

パンチ工業は品川の製販一体型の金型部品メーカー。確かにしんどそうな業界ではあります。全従業員の20%を超える200名が退職します。CARTA HOLDINGSの方はネット広告関連事業を展開する電通グループの子会社で、70名程度を募集するとしています。

詳細を調べたわけではないんですが、両社とも直近3期は最終利益を出せている会社なんですね。意外です。業界動向や事業の再構築など、それぞれの会社に重要な事情があってこその希望退職の募集なんでしょう。

にっちもさっちもいかなくなってからの施策ではないため、両社とも特別加算金も支給され、希望者に対する再就職支援も行われるようです。景気が回復し始めて、人手不足が叫ばれる今ですから、再就職は上手くいくかもしれません。

そごう・西武は

最近60年ぶりのストライキとやらで話題になったそごう・西武では希望退職者の募集とかしてきたんだろうか。希望退職に限らずだけど、指をくわえて衰退を見守ってきたから、最後にあんなことになったのかもしれませんね。

太陽光発電所における銅線ケーブル盗難事件

8/28、東京インフラ・エネルギー投資法人は、「TI 牛久太陽光発電所における電気ケーブルの盗難被害発生に関するお知らせ」を公表していました。全国あちこちの太陽光発電所で発生する銅線ケーブルの盗難事件。止まりませんね。

ある事例では

今回の事例については今のところ被害状況等の開示はなし。7月に犯人が逮捕された別の事例でこの手の事件の概要を見てみます。

被害に遭ったのは水戸市藤井町の太陽光発電所。犯行は5月30日午後6時49分ごろから翌31日午後0時半ごろまでの間に行われています。この事件で7/19、茨城県警等がカンボジア国籍の6人を、長さ約1600メートルの銅線ケーブル(約1トン、約160万円相当)を盗んだ疑いで逮捕しました。

太陽光発電所が狙われた金属盗の認知件数は、今年上半期で567件に上り、前年同期比で312件増加しているとのこと。銅は重量当たりの価格が高いこともあって、盗難の対象にされやすいんですが、こりゃなんとかせんといかんよね。

このての犯罪ってやっぱり外国人によるものが多いのかな。盗品が簡単に現金化されてしまうという社会の仕組みを変えないとダメなんだろうね。160メートル、1トンの銅線が持ち込まれて、これを買い取る業者。ここが問題。住所と名前書かせて本人確認書類提示させるだけでかなり変わると思うけど。

消費者庁 高額な料金を請求するトイレの詰まり修理業者に関する注意喚起

消費者庁は8/24、「ウェブサイト上では低額な料金を表示しているが、実際には高額な料金を請求するトイレの詰まり修理業者に関する注意喚起」を公表しました。なくならないんだねぇ、このての悪徳業者。

水の関東24

今回指摘しているのはトイレ修理業者「RS設備」という業者で、ネットでは「水の関東24」と称するサイトで東京の他、埼玉、千葉、神奈川を中心に集客していたそう。例によって、当初の見積もりにとどまらず、あれやこれやと理由を付けて高額な請求をするというもの。この業者は既に廃業したということですが、同類の業者はネット上に多数いると指摘しています。

ネットでの記載も嘘

この業者のウェブサイトでは、「明確な金額を提示!追加料金一切なし!水まわりの交換や修理といった作業時には、作業を開始する前に必ず明確な金額を提示します。また、特殊な例を除いて、お見積もり時になかった追加費用が発生することはありません」とか、

「悪徳工事業者にご注意ください!!関東の水道業者の中には、修繕を依頼したお客様に対し、依頼した以外の作業を行い、わけの分からない高額な請求をする業者がございます。」とか、

「私たちは業界の健全化を目指し、そういった悪徳水道業者の排除に努めて参ります。」、、、などという文句もあったそう。ウェブサイトに書かれていることなんか信用できませんよ、って話です。いやいや、何を信用したらいいんでしょうね。

中国 日本産の水産物輸入を全面的に停止

中国は8/24、日本産の水産物輸入を同日から全面的に停止すると発表しました。東京電力福島第1原子力発電所の処理水の放出開始に反発した形ですね。日本の水産業者や中国で日本産品を扱う小売店などには打撃となるわけですが、それだけでしょうか。

中国の消費者保護や輸入食品の安全確保のために全面禁輸に踏み切りました。今後は日本の状況に注意を払い「関連する規制措置を適宜調整する」としています。

むしろ中国にとって大変なこと

確かに日本にとっては販売先を失うことになるわけで、大きな問題でしょうが、この政策はむしろ中国にとっての悪影響の方が大きいのでは、と思います。人口減少に急速に進む高齢化。不動産不況で経済は停滞、若者には職がなく、食べていくことすら困難な状況というのが中国の現実。

そこへ、近年覚えた日本食に代表される美味しい魚介の輸入禁止です。産地を偽装して引き続き日本近海での漁は継続するんでしょうが、日本からの輸入禁止は確実に供給不足を招きそう。水産物の価格は高騰せざるをえないでしょう。閉塞感漂う中国において、ますます国民の不満を拡大させることになりそうです。

このところ国民が共産党に満足していたのは、彼らの生活が豊かになっていたから。生活が困難になってくると途端に政策への批判が大きくなり、暴動とかが起きやすくなります。先日も書きましたが中国には様々な逆風が吹き荒れています。そこへ水産物の価格高騰です。

今回の輸入禁止措置。「今後は日本の状況に注意を払い規制措置を適宜調整する」ではなく、国民の反発や暴動を注視して適宜調整することになるんでしょうね。