ラーメン山岡家 食中毒事故発生

ラーメン山岡家を運営する丸千代山岡家は8/24、「食中毒事故発生に関するお詫びとお知らせ」を公表しました。「ラーメン山岡家上三川店」において、8/19、顧客3名と従業員2名が食中毒を起こしたとのこと。保健所の検査で黄色ブドウ球菌が検出されました。

黄色ブドウ球菌(細菌)

新型コロナウイルス感染拡大で、飲食店は衛生面には相当気を使っていると思われるなか、黄色ブドウ球菌による食中毒ですかぁ。ウイルスではなく細菌ですね。この食中毒は火を通しても効かないみたいです。コロナとは取るべき対策が違うのかもしれませんね。

とはいうものの、こういう事故を起こしてしまうお店ということになると、このあと客足が遠のくんだろうな。コロナにプラスでこの会社大変なことになるのではと思いましたが、どうも様子が違うようです。

7月売上高速報

同社は今月上旬、7月の売上高速報を公表しているんですが、これが凄いんです。全店の売上高は、4月84.0%、5月96.4%と、前年同月を下回りましたが、6月、7月と前年同月比プラスに転じています。7月は106.3%です。飲食業でこの成績は素晴らしいですね。

同じ業界から以前取り上げたことのある幸楽苑HDの売上高を見てみると、6月65.1%、7月68.4%となっています。前年同月比3割以上は落ち込んだままという感じ。おそらくこの業界はこちらの方が標準的な姿のように思います。

ロードサイド

丸千代山岡家さんの「出店ポリシー」を見ると、ロードサイド店を中心に出店していることが分かります。全国各地に出店していますが、都心には一店舗もないようです。年中無休24時間営業というスタイル。

コロナで人の移動は大きく落ち込み、物流にもそれなりに影響は出てると思われます。が、物流の顧客が中心だったり、人との接触を避けられる車でお店まで行けるという点、、、やはり「ロードサイド」がヒントのような気がします。山岡家のこの凄まじい売上高。凄いです。

今年は台風が少ない 7月月間発生ゼロ

今年は台風が来ないなぁ、、、なんて思っていて、調べてみたらいろいろと。7月一カ月間で台風の発生はゼロだったそうです。これはなんと記録が残っている1951年以降で初めてのことだそうです。まぁ、そのかわり7月いっぱい梅雨が明けませんでしたけどね。

令和2年の台風発生状況

今年の台風は、5月に1個、6月に1個発生しましたが、7月はゼロ。そして8月に入って8/21現在で5個発生しています。2019年は8月までに12個、2018年は同8月までに21個発生しているので、ここ最近の感覚では相当減ってると感じるわけです。

発生数も減っていますし、実際日本に接近した台風の記憶もあまりないですよね。台風4号が中国と朝鮮半島に上陸したのと、台風5号が東シナ海から日本海へ抜けたくらい。最も接近したこの台風5号も、勢力は大したことなかったような。あっ、失礼。沖縄の皆さんには二つとも被害があったかも。

気象予報士さんたちの予想では、7月までは少なかったけど8月、9月と盛り返し、9月がピークみたいな予想をされている方が多いようです。さて、どうなるんでしょうね。

長梅雨に新型コロナ

関東地方の梅雨明けは8/1でした。6/11~7/31まで50日以上も降り続いたわけです。おまけに新型コロナウイルス対策でいろいろと大変でした。もう何なら台風はこのまま無しでも良いのでは。

降らなきゃ降らないで、夏場の水不足で困ってしまうんですが、長梅雨の影響で今年は大丈夫なんじゃないかと。利根川水系の9つのダムを見ても、薗原ダムを除き80%以上の貯水率となっているようですし。9ダム合計で見ると貯水率は93%だそうです。

222nm紫外線で新型コロナを不活化 ウシオ電機

波長が222nmの紫外線によるウイルスや細菌の不活化(感染力や毒性の消失)という技術が実用化しそうです。222nm紫外線は数分の照射でウイルス・細菌をほぼ不活化でき、人体に照射しても影響がほとんどないといいます。

222nm(ナノメートル)紫外線

従来紫外線によるウイルス・細菌の不活化には254nm紫外線が使われていたそうで、この波長だと不活化効果は高いものの、人体に照射すると皮膚がんや白内障を発症させる恐れがありました。222nm紫外線は不活化効果は同等で人体への影響がほとんどないわけです。

これなら人が生活する空間で、常時照射できます。この222nm紫外線の光源を開発するのが日本のウシオ電機です。コロナショック後、関連するニュースが報じられるたびに同社株は動意付いています

4月21日

222nm紫外線の不活化効果について、コロンビア大学の研究チームが研究結果を公表しました。この日、ウシオ電機は10%以上上げています。この時の株価は1100円台です。

5月20日

ウシオ電機は照明器具などを手掛ける米アキュイティ・ブランズと契約を締結し、222nm紫外線の光源モジュールを提供することを明らかにしました。今年9月には量産出荷を開始するとのこと。この知らせを受けてウシオ電機の株価は1300円処まで、約20%上昇しています。

さてそろそろ

この夢のような技術、早く実現してほしい限りですねぇ。日本にもどうやら第二波がやってきたようですし、オフィスにも学校にも、人の集まるところには222nm紫外線の照明を導入しましょう。

株価を大きく上昇させた先ほどの米企業との独占供給契約は北米地域だけを対象としているようです。つまり日本やアジア、欧州については今水面下で供給先を検討しているところだと思われます。今後どれくらい供給先が拡大し、どれくらい業績にインパクトが出るのか、非常に楽しみな銘柄です。株価は6月に1600円を付け、現在1300円台まで押してきています。

新型コロナウイルスとは共存するしかない

週刊東洋経済6.13号に非常に分かりやすい記事がありました。青山学院大学福岡伸一教授の寄稿です。今回のコロナショックがなぜここまで拡大してしまったか。kuniも一番上手く整理できてなかった部分が非常に分かりやすく説明されていました。

知ることの速度と感度

「ゲノム科学によってウイルスの遺伝子構造が瞬時に解析されなかったなら、また、ウイルスを高感度で検出するPCR検査が普及していなかったなら、騒ぎはここまで混迷を深めることはなかった。重症化する肺炎患者が例年に比べてやや多いのではないか、といった観測しかできなかっただろう。」

「知ることの速度と感度が急上昇する一方で、どう対処すればよいのかという対処の科学はほとんど進展していない。」つまり、新種のウイルスを見つけることができるようになったという現代科学の進展がこの混乱を生み出したという説明です。

怖がらせるだけ怖がらせておいて、対処方法は100年前と同じというミスマッチが起こした混乱ですね。恐怖を伝播する装置はメディアに加えSNSが大きな役割を演じました。

対処する方法がないわけだから、「知ることの速度と感度」を国策として鈍らせた日本の対処方法はそれなりに論理的だったのかもしれません。

ウイルスとは持久戦を

もう一つドキッとしたのが、「明日にでもワクチンや特効薬が開発されたりしないのは、SARSやMERSに対するワクチンや特効薬がないことからも明らかである。」というくだり。確かに言われてみればその通りですね。

だからこそウイルスとは持久戦。共存していかなければならないんですね。現在私たちはインフルエンザと「共存」している。というご指摘には少し安心できました。週刊東洋経済6.13号、是非買って原文を読んでみてください。

2023年 FIFA 女子ワールドカップ(W杯)

気が付いてみると、当ブログも新型コロナウィルスの話題ばかりになってしまってます。まぁこれだけ世界を変えられてしまうと、しょうがないのかもしれませんが。。。ということで、今日は新型コロナウィルスに関する前向きなお話を。

開催地日本の可能性

3年後となったサッカー女子ワールドカップの開催地を選定する理事会が、6月25日にオンラインで行われると発表されました。日本、ブラジル、コロンビア、オーストラリアとニュージーランドの共催を合わせた4候補の争いで、いずれも初開催を狙っているとのこと。

候補国の新型コロナウィルス感染者等のデータ(5/23時点)を見てみましょう。

ブラジル               33万人(死者2万1千人)
コロンビア              1万9千人(死者682人)
オーストラリア&ニュージーランド  8,605人(死者122人)
日本                 1万7千人(死者796人)

3年後の開催とはいえ、このデータを見て直感的にブラジルでの開催はなさそうですよね。アメリカが突出してますが、感染者数第2位のブラジルを選ぶのはかなりの勇気が必要です。コロンビアは日本と同じレベルの感染状況ですが、人口は日本の半分以下の5千万人ほど。

オーストラリア&ニュージーランドは日本の半分程度の感染状況ですが、人口は両国合わせて3千万人ほど。日本の1/4程度です。感染率は日本の2倍くらいになります。こうしてみると、感染症への対処能力では日本が一番評価されそうです。良い感じじゃないですか。

最後にFIFAランキングを見てみましょう。昨年12月時点では、オーストラリアが最も高く7位。ブラジルが8位でコロンビアは25位です。7位につけていた日本が10位までランクを下げているのは少し気になりますね。