タコの価格が高騰 国産牛よりも高いってよ

先日見たニュースでやってました。タコの価格が国産牛(リブロースステーキ)よりもお高くなっているというのです。番組では主にたこ焼き屋さんが、タコ高騰で大変なことになっているという話を放送していました。日本が輸入しているアフリカ産のタコの価格高騰と、円安によるヨーロッパとの競争で買い負けているのが原因だそう。

輸入タコ

日本で消費されるタコは60%程度がアフリカ産のタコで、アフリカのモロッコやモーリタニアから輸入されているそう。こうしたタコの買付け競争で、円安の影響もあり日本がヨーロッパに買い負けているのが原因だとしていました。そのため輸入量が減少し価格は高騰すると。

ヨーロッパの食文化

ヨーロッパの食文化の変化も一因のようです。ヨーロッパ諸国では、漁業が盛んな局所をのぞいて、タコは伝統的には食用にはされてこなかったとのこと。ところが近年の日本食ブーム(特にお寿司)などにより、タコを食べる機会が増加しているらしい(例えばドイツやスイス、フランスなど)。

為替の問題は一時的なものかもしれませんが、こうした世界各国の食文化の変化は要注意ですよね。日本に来て日本食を堪能した訪日客は、今回のタコのように自国に帰って食文化を変えてしまいます。回転寿司で提供されるノルウェーサーモンなんかも危険そうですよね。他にも他国との買い負け危機、出てきそうです。