歴史的株高で高額消費活況

新型コロナウイルスの感染拡大で消費が衰退しているなか、意外に堅調なのが高額消費だそうです。日経平均株価が3万円台を回復するなど、株高等による資産効果が富裕層の消費マインドを後押ししているんだといいます。今日はメチャ実感のない話題を、、、。

1000万円以上する高級車

まぁいまさら各種統計を持ち出すこともないでしょう。誰が見ても国内の消費は歴史的な低迷。居酒屋にも行けなくなったし、家族での外食もためらわれる今日この頃です。そんな中で、1000万円を超える高級車は20年、前年比0.5%増の2万2712台売れたんだとか。5年連続での前年超えとなったそうです。

要因としてあげられているのが歴史的株高。株価等の上昇で個人の総資産が大きく上がり、資産効果で高額消費が増加するという、一般庶民には縁のない現象が現れているといいます。いやぁ、マジで実感してみたい。ですね。

百貨店も

どう考えても最悪だろうと思う旅行業者や外食産業。これらに加えて百貨店。ところが百貨店では外商催事が前年比2割増と絶好調らしいです。意外でしょこれ。百貨店の外商といえばお金持ちのシンボルみたいなものですよね。まさに高額消費の舞台です。

間違いなく衰退していた、どんどん潰れていた地方の百貨店でも同じことが起きています。以前は都内の百貨店に足を運んでいた顧客が、地元の百貨店で高額消費するという現象も起きているんだとか。移動の制限で地元消費が旺盛な郊外のスーパーと似た構図ですね。

この移動の制限も大きな要素ですね。資産効果とは別に、海外旅行に行けなくなってしまったための富裕層の高額消費という面もありそうです。富裕層でなくても、、、旅行や娯楽施設に行けない一般庶民の消費形態もきっと変化してるんでしょうね。数字には表れにくいですが。

ルネサスエレクトロニクス ノダ 工場火災が後を絶たない

京三製作所、日鉄鉱業、日本金属、先月から続く工場火災ですが、今月もルネサスエレクトロニクス(6723)、ノダ(7879)の子会社で工場火災が発生しました。ルネサス セミコンダクタ マニュファクチャリングと石巻合板工業です。

ルネサスエレクトロニクス

ルネサスの方は大々的に報じられていますね。世界で半導体不足が脅威になっている真っ只中の3/19、同社の主力工場が火災に。週明けの株式市場が急落した材料の一つにもなりました。茨城県ひたちなか市の那珂工場N3棟の一部工程における火災です。

自動車の走行を制御する半導体の生産ラインに被害が出ていて、生産再開には1カ月程度かかるとの説明がされました。車載半導体は米国での寒波の影響で生産ラインが停止。世界的にひっ迫が深刻化しているといわれているなかでの被災だけに、世界中が注目したはずです。

調べてみると、ルネサスの同工場。2/13に発生した福島県沖地震でも被災していて、地震発生前の生産能力に戻るのに1週間を要しています。火災直後の3/20に発生した宮城県沖地震の影響はなかったようですが。しかしまぁ、踏んだり蹴ったりです。

ノダ

ノダは内装材、住宅機器や繊維版の製造販売などを手掛ける企業。もともとは材木屋さんですね。その子会社である石巻合板工業で3/20に火災が発生しました。原因が気の毒で、宮城県沖地震直後の津波注意報を受け、従業員等が一時避難した際に発生しています。

石巻で津波注意報なんか出た日にはそりゃ避難しますわな。工場を点検した後に避難したとは言いますが。地震発生からわずか10分後の火災発生。やっぱり地震の影響でしょうね。

新型コロナ ワクチン接種でアナフィラキシー17人?

厚生労働省は9日、新型コロナウイルスのワクチン接種を受けた医療従事者9人が、重いアレルギー症状のアナフィラキシーとして報告されたと発表した。国内でこの症状の報告は計17人となった。と、報道されていますが、厚労省のHPでは確認できません。なんで?

定義が違うのか

冒頭のアナフィラキシーに関する記述は、あるメディアの記事をそのまま引用したものです。3/9時点で累計17人ということですね。ところが厚労省の報道発表資料を見ても、この情報は掲載されていません。

日付を遡ってみると、3/5に「新型コロナワクチン接種後にアナフィラキシーとして報告された事例について(1例目)」というのが出てきます。さらに遡ってみると、3/2に「新型コロナワクチンの接種後の死亡事例の報告について(1例目)」というのがもう一回出てきます。この事例が話題になった死亡事例ですね。

さらに、さらに遡ると、2/20には「新型コロナワクチンの接種後の副反応疑い報告の事例について」という発表が。内容としては、「2件について、当初アナフィラキシーとして報告されましたが、その後報告者から症状名が訂正された事例です。」とあります。

メディアの姿勢

医療現場から厚労省へ「副反応疑い報告」が上がってきますが、ワクチン接種によるものではない偶発的な症状も含まれていて、後日訂正されることがあるということのようです。そのため厚労省の報道発表資料では今でも「1例目」となっているみたい。

しかしこれって、副反応疑い報告が何例、うち副反応ではないと判断されたものが何例。みたいな情報にして、分かりやすくするべきですね。それと、メディアについても同様で、あくまで「副反応疑い報告」の件数であることを明示すべきですし、後に訂正された(取り消された)数字を含めて恐怖心を煽るような書きぶりはやめるべきです。

ニュージーランド マグニチュード8.1の地震 日本でも?

ニュージーランド北方のケルマデック諸島沖で3/5、マグニチュード8.1の地震がありました。ニュージーランドやフィジーなど周辺国で津波の恐れがあるとして警戒を呼び掛けているようです。この地域で起きる地震、連動して日本でも地震が起きるといわれていて、、、。

太平洋プレート

日本もニュージーランドも太平洋プレートの境目に位置している地域であり、地震の発生にもある程度の連動性があると考えられているんだそうです。クライストチャーチ地震のあと、連動するように、3.11東日本大震災が起きてしまいました。

直近では、今年2/10に起きたNZ沖(正確にはバヌアツ)の地震(M7.7)に呼応するかのように、2/13に宮城県と福島県で最大震度6強を観測する地震がありました。例の自動車製造のサプライチェーンを破壊して、国内主力自動車メーカーの製造ラインを止めてしまった地震ですね。

満月/新月

大きな地震は満月や新月の時に発生しやすいなんて言いますよね。地球と月、太陽が直列するため、月と太陽の引力で地球が横方向に歪むため。などと言われるとなんとなく合理的に聞こえます。ちなみに、この後3/13に新月を迎えます。前後2、3日で考えると3/11も入ってきてしまうので、なおさらその気になってしまいます。

一方で、まったく違う場所ですが、アイスランドでも、ここ1週間に地震が約1万7,000回発生していて、噴火や巨大地震が差し迫っている可能性がある。なんてニュースもあります。もちろんこれは太平洋プレートとは関係ないんでしょうが。巨大地震、もう勘弁してほしいものです。

と、ここまで仮説の類を書いてきましたが、過度に怖がる必要もないですし、油断もいけません。もしもの時への備えは欠かさぬように。

鳥インフルエンザH5N8型 ロシアで人間に初感染

高病原性の鳥インフルエンザウイルス「H5N8型」の、鳥からヒトへの初の感染がロシアで確認されました。ロシア南部の養鶏場で昨年12月に感染が発生した際、従業員7人からウイルスが検出されています。感染した7人の体調は現在良好で、これ以上の感染の広がりはないといいます。

12月に感染 2月にWHO(世界保健機関)

昨年12月に感染し、そのことを2月にWHOが認識。これって何やら既視感が。と思って調べてみたんですが、やはりそうでした。一昨年の12月、中国当局が武漢市で新型コロナ感染者を認定しています。で、昨年の2/11にWHOが正式名称をCOVID‐19と定めました。

なんだか変な感じですね。2019年に中国で発生した新型コロナ。そして2020年にはロシアで鳥インフルが人間に初めて感染。ちょうど一年ずれてるわけですが、どうも経緯が似すぎてて恐い。両国とも自国に都合悪ければ情報は隠蔽するし、嘘の情報だって垂れ流すお国柄です。

ヒトからヒトへの感染はなし

WHOによると感染した7人は無症状で、ヒトからヒトへの感染は報告されていないそうです。新型コロナについても最初はそんなこと言ってたような気がするなぁ。いかんせん全ての情報がロシアの当局を経由してるわけで、無症状だとかヒトからヒトへの感染はないとか言われてもねぇ。

ロシアの保健当局がこの件を公表し、WHOがその報告を受けたというところまで。今のところどこのメディアも情報がないらしく、日経ではわずか3~4行の記事です。しかし、これ。「ヒトからヒトへの感染を確認」なんてニュースが出てきたらどうなるんでしょう。もちろんそんなことにならないことを祈ってますが。