レオン自動機 不適切経理で第三者委員会へ格上げ

レオン自動機は1/6、「第三者委員会設置に関するお知らせ 」を公表しました。昨年12/17、不適切経理に係る社内調査委員会を設置し、海外連結子会社の不適切な会計処理について調査していましたが、約1ヶ月を経過したこの日、より独立した中立・公正な社外委員のみで構成される第三者委員会へ移行することになりました。

おさらい

海外連結子会社であるオレンジベーカリーの在庫残高に異常値を発見し、社内調査を実施しました。その結果、期末在庫(製品及び材料)の過剰計上を行う不適切な会計処理が確認されたということでした。

オレンジベーカリーはカリフォルニア州アーバインに本社を構え、アメリカ国内4工場に最新機械を備えた実験工場でしたね。同社の100%子会社です。

第三者委員会へ

ちょっとやな感じが漂う展開ですね。今回の開示では、「社内調査委員会で不適切経理を行った金額の把握や関与者の特定を行ってまいりました。その中で、調査の対象範囲が広がることが想定されたこと、また、調査手法や原因分析などに対してより高度かつ客観的・中立的な判断が必要との認識にいたった」としています。

調査の対象範囲が広がりそう。より高度かつ客観的・中立的な判断が必要。とあります。別の子会社でも同様の行為が認められたのか。経営等、上層部の関与が認められつつあるのか。なにやらそんな事実が判明したかのように見えます。

経営に対してもしっかりとモノが言える第三者委員会の設置。前回取り上げた際、社内調査委員会が、オブザーバーとして社外監査役が4名入っているものの、委員は純粋に社内の役員等ばかり。と心配していましたが、やはりこういう展開になりました。

サガミホールディングス 食材の誤使用 食品偽装?

サガミホールディングスは1/4、「連結子会社における食材の誤使用に関するお詫びとお知らせ」を公表しました。舞台となったのはサガミレストランツ株式会社が営業する「和食麺処サガミ」の一部店舗だそうです。なんだか懐かしい話題、食品偽装の類ですね。

サガミホールディングス

サガミホールディングスは東海地区中心に関西、関東、北陸などで和食麺類のレストランチェーンを展開する企業。主力の「和食麺処サガミ」は直営大型店で、店内石臼挽き製麺のそば、みそ煮込み、和食を提供しています。

ほかに、首都圏中心とする日本最大の手延べうどんチェーン「味の民芸」、セルフサービス麺類店「どんどん庵」、カジュアルな麺類専門店の団欒食堂「あいそ家」、手延べうどんを気軽に楽しめる「水山」、大型セルフサービスうどん店「製麺大学」などがあるそうです。

食材の誤使用

「和食麺処サガミ」の一部店舗(22 店舗)にて、2021年10月20日から2022年1月3日のランチタイムまで販売していた「プレミアム手羽先」、「プレミアム赤手羽先」について、メニューに「純和鶏」という鶏種の表記がありながら、誤って「国産鶏」を原材料として使用していたことが判明したといいます。

当該22店舗は全部、埼玉、東京、神奈川、静岡のお店ですね。発生原因は、メニューブックの記載内容変更時、社内における使用食材変更についての確認作業に不備があったためとしています。

食品偽装

食品偽装、産地偽装、メニュー偽装などと呼ばれていましたが、2013年に芋づる式に多くの企業が登場することとなりました。ヒルトン東京や東京ディズニーリゾート内の3ホテル、阪急阪神ホテルズなどなど、多くの企業がこうした偽装を公表することとなり、公取委も動きました。

う~ん、今回も後に続く企業が出てきそうな予感が・・・。

ラサ工業 三本木工場で爆発事故 また半導体関連

ラサ工業株式会社は1/6、「三本木工場における爆発事故に関するお知らせ」を公表しました。宮城県大崎市にある三本木工場 高純度赤燐工場棟で、6日午前8時55分ごろ爆発事故があったとのこと。

ラサ工業

ラサ工業は、リン系製品を柱とした基礎化学品を製造販売する化成品事業が中核。鉱山事業で培った技術をベースとする機械事業、化合物半導体やレアメタルを供給する電子材料事業を展開する東証1部上場企業です。

同社の電子材料事業部では、高純度赤リン、高純度ガリウム、高純度インジウムなどを製造しているようで、三本木工場でもこれら半導体の原材料を製造しているようです。以前不適切な会計処理で当ブログでも取り上げたラサ商事は、このラサ工業の販売部門が独立した企業でした。

爆発事故

報道によると、屋根や柱を残して工場の壁が無くなっている様子が確認できました。男性1人が顔やのどにやけどを負い重傷。別の男性1人もけがをして病院に搬送されたとのことでしたが、同社の開示によると人的被害は「負傷者1名(当社社員)」とだけ書かれています。

物的被害については、工場内の高純度赤燐の生産棟の外壁等及び一部の設備が損壊。となっています。旭化成、ルネサスエレクトロニクスなど、昨年から続く半導体関連企業での火災事故など。これらが原因の一つとなって、世界的な半導体不足を招きました。

半導体不足により自動車の製造が止まったり、給湯器が手に入らないとかってニュースありましたよね。この爆発事故がさらに影響与えるんだろうか。今東京は大雪に見舞われてます。給湯器壊れるとエライことだなぁ、と心配になります。

東京センチュリー株式会社 エアバス60機の発注

東京センチュリー株式会社は1/4、「連結子会社Aviation Capital Group によるエアバス機体60機の発注決定について」を公表しました。2022年第1号の開示です(正確にいうと2社目)。エアバス社に対しA220 Family 20機、A320 neo Family 40機の計60 機を発注することを決議したとのこと。

東京センチュリー株式会社

東京センチュリーは、伊藤忠系のセンチュリー・リーシング・システムと、みずほフィナンシャルグループ系の東京リースが合併して誕生したリース会社。国内リース事業では業界大手であり、情報通信機器のリースに強みを持つ企業です。もちろん東証1部上場企業です。

航空機かぁ

オミクロン株登場でいまだ収まる気配のない新型コロナ。航空業界は非常に大きな影響を受けている業界ですよね。それでも将来への設備投資としては一定の新型機を保有しておく必要がある。というのは頭では理解できるんですが、現時点でこういう決断はしびれるでしょうね。今回発注する60機の納入は、2024 年~2028 年の間ということです。

開示では両機種とも燃料消費量を25%とか20%削減できるということが書かれてます。コロナ以外にも、ジェット燃料で飛ぶ航空機に対しては、これからどんどん脱炭素の面からも逆風が吹くと思われます。燃費が少し良い(CO2削減に貢献できる)ということでこの逆風をかわすことができるでしょうか。

連結子会社は米国の会社で、発注を決定したのは昨年末ということですが、しかし、まぁ、年初から痺れる決断ですなぁ。

株式会社アウトソーシング 不適切会計さらに拡大

連結子会社における不適切な会計処理の疑いがあることを公表し、調査委員会を設置し、調査に取り組んでいたアウトソーシング。12/28、「調査委員会調査報告書の受領に関するお知らせ」を公表しました。

おさらい

同社連結子会社のアウトソーシングテクノロジーの上場準備の過程において、不適切な会計処理が行われていた疑いがあることが判明したのが始まりでした。子会社である、株式会社アネブルにおける仕掛品等の過大計上等の疑いがあり、アウトソーシング社の第3四半期決算の連結財務諸表に、数億円の影響を及ぼす可能性があるとしていましたね。

さらに拡大

当初グループ4社を調査していたようでしたが、調査委員会から28日受領した報告書では、不適切会計をしていたのが17社に広がったようです。売り上げの架空計上や早期計上、仕掛品の過大計上、費用の繰り延べなどが発覚したようです。

2016年~21年の間に売上高が累計で9億5100万円減少、営業利益が2億7700万円減少。逆に21年に関しては売上高が1億円強、営業利益が4億円弱増える見通しだそうです。

要するに売上やら利益やら、とにかく足元の決算を良く見せるための操作をしているわけですね。これってまさに経営が業績向上に向けた圧力をかけ続けた結果起きてしまう事象。現場が追い詰められ、不正に走らざるをえなくなるという、他社でもよく見る光景です。

28日の株式市場では午前中の提出期限再延長の発表を受け、一時、ストップ安水準まで下落、終値は269円(16%)安の1366円となっていました。四半期報告書の提出期限は1/14です。