7/25、やっとビッグモーターの社長が会見に臨みました。会見の直前には、損保ジャパンがビッグモーターに対し、2011年から延べ37人の出向者を出していたことも報じられ、報道は一気に過熱。しかし、両社ともに不正が行われていたことについては知らぬ存ぜぬ。
損保ジャパン
37人ですかぁ。毎年のように3人程度の人材を供給していたことになりますね。金融機関であり、顧客の紹介元でもあるわけで、普通に考えればそれなりの立場で出向させていたはず。それでも不正に関しては認識できていなかったとのこと。
社長、副社長
副社長は会見に出席していませんでしたが、社長も不正に関してはまったく知らなかった。経営陣についても同様だとしていました。責任は全部現場に・・・。挙句に「従業員に対して器物損害の刑事告訴をする」なんて言葉も(会見終了間際に撤回したようですが)。
ガバナンス、コンプライアンスなど、内部統制が効いていなかったことを原因に、というか、そのせいにしていたけど、それって、取締役の最も重要な責務だからね。万が一本当に知らなかったとしても、責任は追及されますよ。知りうる立場の人達なんだから。任務懈怠というヤツです。
社長と、副社長(二代目バカ息子)が引責辞任するそうだけど、次の社長が現在の専務取締役?取締役の責務が果たせず、これからその責任を散々問われることになる人物を次の社長に、なんて発想してる時点で終わってます。
何もかも現場の責任で済ませようとしていることも含め、この会見、まさに燃え盛る火に燃料を投下してしまいました。これから当分メディアの良いエサになりそうです。