ジェイフロンティア株式会社 (その2) 特別調査委員会の設置

ジェイフロンティアは7/18、「特別調査委員会の設置に関するお知らせ」を公表しました。先日行った開示はあまりにも具体性を欠くものだったため、特別調査委員会を設置して調査するという第2報を発信してきたという格好です。

新たな情報

第1報では、「一部の広告売上取引について、取引内容の精査が必要になることが判明したため」という理由だけで、何が起きているのか全く分かりませんでした。

今回の開示では、「会計監査人から一部の広告売上取引における売上高及び原価の計上について、不適切な会計処理がある旨の疑義が生じているとの指摘を受けている」と、やや踏み込んだ情報が開示されています。

さらに、「社内調査及び会計監査人による追加的監査手続の結果、上記事案が経営陣の関与によるものであることが発覚した」とも説明されており、一気に経営陣が関与する不正ということになってきました。これを受けて同社株価はストップ安売り気配というインパクト。

特別調査委員会

会計監査人から、上記事案の事実関係のさらなる調査、上記事案に類似する事象の存否などについて、実態把握をする必要がある旨指摘されたことから、中立かつ公正な外部専門家による網羅的な調査を行うことが望ましいと考え、特別調査委員会を設置することを決議したということです。

ラックランド 会計監査人PwCが辞任 一時会計監査人に監査法人アリア

当ブログでも何度か取り上げてきたラックランドは7/19、「会計監査人の異動(辞任)及び一時会計監査人の選任に関するお知らせ」を公表しました。会計監査人のPwC Japan監査法人が辞任し、一時会計監査人として監査法人アリアを選任しています。

これまでの経緯

ここ最近の出来事だけでも、東京国税局の税務調査で社長の公私混同した経費精算が指摘を受けたり、工事原価の付替え等の不正会計が発生。その後もさらなる社長による不正な経費精算などなど、色々出てきてました。そして5月には社長がヒラ取締役へ異動(これまでの経緯の詳細については過去記事をご覧ください)。

そして今回開示したのが会計監査人の交代です。PwCから辞任の申し出があったということですが、まぁ、こういう展開は容易に想像できました。

PwCは全社的な内部統制等に開示すべき重要な不備が存在していることを踏まえた監査手続の実施が必要であることに鑑み、今後も継続して監査を実施するための監査リソースを確保することが困難であるとしています。

この後どうなる?

直近の特別調査委員会は、ラックランドが上場会社であり続けるかも含めて、議論を行うべきであるという厳しい指摘をしていました。やはり、どう考えても、とうとうPwCが匙を投げたという構図でしょう。一時会計監査人の監査法人アリアのもとで図る延命工作ですが、健全な会社へと再生することはできるんでしょうか。

マクドナルド 店頭レジの不具合 大規模システム障害発生か

日本マクドナルドは7/19、「一部店舗の営業停止について」を、同社ホームページで公表しました。「店頭レジの不具合により一部店舗で一時営業を制限、または停止している」、という内容です。詳細についてはまったく触れられていません。

日本マクドナルド

世界的ハンバーガーチェーン『マクドナルド』を日本で展開する企業。チェーン全店(約3,000店舗)売上高で外食業界トップ(2022年度)。時価総額ではゼンショーHDに次ぐ業界2位となっています。上記のような企業のサイズですが、東証スタンダード上場企業です。

システム障害

公表文では「店頭レジの不具合」とだけ説明されていますが、各種報道では全国各地のマクドナルドの店舗で営業を停止したり、現金のみで注文を対応しているとしており、認識としては大規模システム障害と捉えているようです。「今朝からPOS(販売時点情報管理)システムが立ち上がらない」という報道も。

マクドナルドでは今年3月にもシステム障害が発生していました。この時は世界中のマクドナルドで障害が発生、グローバルで契約する外部のITシステム会社が設定を変更したことが原因で不具合が発生したとされていました。

今回の障害は今のところ国内店舗(全体の約3割程度の店舗)だけで発生しているようです。このところ多発している不正アクセスによるシステム障害? それともWindowsの強制再起動が原因?

東京ガス子会社 不正アクセスで個人情報416万人分流出

東京ガスと子会社東京ガスエンジニアリングソリューションズ(TGES)は7/17、「不正アクセスによるお客さま等に関する情報流出の可能性についてお詫びとお知らせ」を公表しました。子会社TGESのネットワークに不正アクセスがあり、一般消費者の個人情報約416万人分が流出した恐れがあるということです。

東京ガス 東京ガスエンジニアリングソリューションズ(TGES)

今さら説明は不要かと思いますが、東京ガスは国内首位、世界でも有数の規模を誇る大手都市ガス会社です。もちろん、東証プライム上場企業です。そして子会社のTGESは資本金140億円、従業員数2,000人ほどの東京ガス100%子会社です。

情報流出の概要

流出したとされているのは、①東京ガスまたはTGESの取引先である個人の情報等(90人分)。②TGESの従業員等の個人情報(約3,000人分)。そして最も深刻なのが、③業務委託元から提供を受けている一般消費者の方の個人情報で、約416万人分となっています。

「業務委託元から提供を受けている」とあるように、東京ガスとの「家庭用の都市ガス、電気等の契約情報」は含まれてないようです。つまり、東京ガスと取引のある個人ではなく、全く別の企業(TGESに業務委託した)に登録された情報ってことなんでしょうね。

ってことはこの416万人分はこのあと、「弊社のお客様情報が委託先のTGESから流出しました」みたいな開示が相次ぐってことですかね。京都の「イセトー」の事案と同じですね。

株式会社竹内製作所 本社工場における火災発生 昨年9月にも

株式会社竹内製作所は7/16、「当社本社工場における火災発生に関するお知らせ」を公表しました。7月16日(火)午前7時52分頃、同社本社工場(第二工場)において、火災が発生したとのこと。

株式会社竹内製作所

竹内製作所は、ミニショベル、油圧ショベル、クローラーローダー(不整地用の積込・運搬・掘削機)などの建設機械を製造・販売する企業。世界で初めてミニショベルおよびクローラーローダーを開発。ミニショベルはEU、北米で高いシェアを占めています。東証プライム上場企業です。

火災の概要

7/16、午前7時52分頃、長野県埴科郡坂城町の同社本社工場(第二工場)において、火災が発生。工場内塗装エリアにある乾燥設備のうち送風機の内部が異常な高温となり出火したとのこと。その後、午前9時33分頃、消防により鎮火が確認されたということです。

人的被害については、同工場内にいた従業員は全員退避したものの、初期消火活動にあたった4名が煙を吸い込んだため、病院で処置を受けましたがいずれも軽症でした。物的被害については現在調査中としています。

大事に至らなくてよかったんですが、同工場では昨年9月にも工場内部に煙が充満していると119番通報があったようです。二度あることは三度あるとも言いますし、、、気を付けないとね。