朝日ラバー(5162) 調査委員会設置 棚卸資産過大計上

朝日ラバーは12/21、同社の連結子会社において棚卸資産の過大計上の疑義が発生したことを受け、事実関係の調査のため調査委員会を設置する予定である旨公表しました。最近多いですね、不良品の処理漏れによる過大計上の可能性が高いようです。

朝日ラバー

朝日ラバーは、工業用ゴム製品の製造・販売を主力事業とし、医療・衛星用ゴム事業なども手掛けるJASDAQ上場企業です。珍しいところでは卓球のラケットのラバーなんかも作ってるみたいです。卓球は全く分からないので、、、kuniにはピンときませんが。

東莞朝日精密橡膠製品有限公司

やはりこのケースも中国の連結子会社で、やはり工業用ゴム製品の製造・販売を行っている会社す。今期既に何社目でしょう。何かと事情が違う中国のこと、ココもまた調査に手間取るんでしょうかね。同子会社の売上高は、朝日ラバー本体の売上高の約1/10程度ですので、それほど大きな影響はないと思われますが。

なお、調査委員会は社外の監査等委員を中心とし、外部の専門家も入れるとしています。まだ人選中なんでしょう、設置のお知らせはもう少し後になりそうです。

開示を受けて

今のところこれ以上の情報はありません。今回朝日ラバーはこの開示を、TDnetに10:30に行っています。その直後から同社株式は大きく売られ、終値は625円(ー84円)となりました。

10月末に第4の不正が伝えられたネットワンシステムズもかなり大きく下げてました。株式市場全体が大幅に上昇した後ですからね、悪材料には敏感です。

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