チムニー株式会社 蕨市で店舗火災事故

チムニー株式会社は3/21、「火災発生に関するお知らせ」を公表しました。3月19日午後8時40分頃、同社の「焼肉牛星 蕨店」にて火災が発生したとのこと。鎮火は3月20日(木) 午前2時45分頃といいますから、6時間焼けたんですね。肉焼いてたらお店も焼いちゃったという笑えないお話。

チムニー株式会社

チムニーは、「はなの舞」や「さかなや道場」などのブランドで直営とFC方式で全国に居酒屋と、食事業態をミックスし店舗を展開する東証スタンダード上場企業です。2013年、株式会社やまやがTOBで同社を子会社にしてます。

やまやと聞いてめんたいこ屋かと思いましたが、このやまやは酒類・食品・飲料などを発売する小売店チェーンだそう。20年以上前、kuniが行ったことのある茅場町のチムニーは洋食系の居酒屋でしたが、もっとそれ以前に買収されてなくなってるみたいです。

火災の概要

火災の現場は埼玉県蕨市の「焼肉牛星 蕨店」。人的被害はなかったということですが、物的被害は現在調査中としています。グーグルマップで見ると、店舗は木造2階建てビルらしく、その1階部分。2階には住居があるようで、ここも被害受けてそうですね。同店舗では火災翌日から休業となっており、再開の見込みは立っていないとのこと。

テレビ朝日 従業員の不正行為

テレビ朝日は3/19、バラエティー番組「ナスD大冒険TV」を担当していたコンテンツ編成局第2制作部のエグゼクティブディレクター(50)が、計約517万円の不適切な会社経費の使用や、スタッフへのパワーハラスメントをしていたとして同日付で降格の懲戒処分としたと発表しました。

テレビ朝日

テレビ朝日は教育専門局からスタートした民放キー局。東京では5チャンネルですね。本社がある東京六本木周辺にスタジオや劇場を保有し、イベントやコンサートを開催するほか、インターネットへの動画提供にも積極参入しています。朝日新聞社および東映が大株主の東証プライム上場企業です。

不正の概要

テレ朝によると、2019年から25年1月にかけて、個人的な会食や私的な利用目的で購入した食材や物品を経費処理していたとのこと。昨年10月、定期的に行っている制作費のチェックで発覚したんだそう。当該社員はすでに全額を返済したということです。

また、調査の過程で、昨年ごろから社外の編集室などで複数のスタッフに対し、人格を否定するような発言を繰り返していたことも分かったとか(セクハラはなかったのかな)。金に困ってるわけでもないのに、経費の不正使用。自分がどれだけ偉いのか錯覚したハラスメント。

新聞社やテレビ局って、どうもこのての常識のない奴がいる印象が強いよね。しかしそれにしても、金盗んでたやつが降格って処分でいいのか?解雇だろ。

パナソニックホールディングスは大丈夫なのか?

先日、パナソニックインダストリーズの度重なる火災事故の記事を書いたんですが、本体のパナソニックホールディングスは大丈夫なのか、も気になるところです。報道で「パナソニック、捨てられない企業の末路 テレビ事業売却先なし」なんて記事もありました。

パナソニックホールディングス

パナソニックホールディングスは、映像・音響機器、白物家電、住設機器、住宅事業など幅広い事業を手掛けている日本を代表する総合家電メーカー。半導体などの電子部品、FA関連など企業向けのビジネスも展開する東証プライム上場企業です。言わずと知れた松下幸之助氏が生み出した日本を代表する企業。

なんかヤバくなってきた?

テレビ等の家電市場が中国企業などに侵食され、採算が悪化し、先行きが見通せない事業を手放せない状況のよう。判断の先送りが企業の進化を阻み、衰退につながっていきます。ライバルの日立やNECなどが、この事業分野では負けないといった主力事業を育てているのに対し、パナソニックにはそういう事業が見当たりません。

似たような状況をシャープや東芝で見たような気がします。2021年には早期退職の募集で優秀な人材も流出してしまった、なんて社長の残念なコメントもありました。高度成長期のど真ん中で輝いていたパナソニック(当時は松下電産)も最期を迎えようとしているんでしょうか。

ホテル代高騰で 「出張難民」  監査とかどうしてるんだろう

2024年の東京都内の宿泊者数のうち、2人に1人が訪日外国人(インバウンド)などの外国人客だったそうな。外国人比率の上昇が宿泊価格の高騰を招き、一部では会社の宿泊費の範囲内での宿泊が難しくなる「出張難民」も生まれています。

出張難民

確かにそうですよね。出張時の宿泊代を1万円まで、とか定めている企業は多いと思いますが、その金額では実際問題として宿泊は困難になってきました。実費請求をルールとしている会社でも実際のところどこまで請求出来てるんでしょう。

そもそも、宿泊費高騰の問題の前に、ホテルが予約できないという状況があるわけで、これは東京のみならず地方でも同じ状況だと思います。実はこちらの方がより大きな問題だと思っていて、東京本社から地方の支社や支店に出かける人たちへの負荷や制限が気になります。

現場での監査等

企業では必ず支社や支店での棚卸や監査という業務があります。現場に訪れるからこそその実態を把握することができるわけですが、その出張が難しくなっていることは間違いありません。監査チームを縮小したり、実監査期間を短くしたり。要するに監査等の品質を低下させることにつながっているのではないかと。

Kuniはもう現役ではないので、足元の実態は分かりませんが、宿泊費の高騰などが企業のガバナンスに与える影響ってどんな感じなんでしょうかね。支社や支店の社宅を借りるとか、いろいろ考えられるとは思うけど。

山形鉄道 山形銀行をかたるフィッシング詐欺で1億円被害

山形県内で鉄道を運行する第3セクター・山形鉄道(同県長井市)が、山形銀行をかたるフィッシング詐欺で約1億円の被害を受けていたことが分かったといいます。被害は同鉄道にとどまらず、県内で複数の企業が同様の被害に遭っており、被害総額は数億円とみられるとのこと。

新種のフィッシング詐欺

従来このてのフィッシング詐欺は、まずメールが企業や個人に届くところから始まっていましたが、今回のケースは自動音声が流れる電話から始まっています。その電話の中でサポートデスクに応答すると、銀行員になりすました犯人に替わりフィッシング詐欺が開始されます。

この後は一般的なフィッシング詐欺と同様の手口に。メールアドレスを聞き出してフィッシングサイトのURLを送りつけて誘導し、会社情報や契約者情報などを入力すると、ワンタイムパスワードなどの操作を求められます。犯人は詐取した情報で金を引き出し、不正送金されるというもの。

自動音声による電話

複数の企業がほぼ同時にフィッシング詐欺に引っかかってしまった原因は「自動音声による電話とサポートデスク」にありそうですね。怪しいメールだとそこで一旦上司に相談するというアクションが挟まれることが多いと思いますが、この手口では、怪しい電話だけどすぐに詳しいことを説明してくれるサポートデスクにつながる。 なぜ本物の山形銀行と思ったかは本人に聞かないと分かりませんが、こういう手口に複数の企業が引っ掛かっているということは、、、御社でも気を付けて、従業員の皆さんに周知してくださいませ。