JFE 今度はJFEスチール西日本製鉄所で火災事故

1/30午後3時半ごろ、岡山県倉敷市のJFEスチール西日本製鉄所の工場内で火災が発生しました。火はおよそ3時間後の午後6時半すぎに鎮火したとのこと。当時、現場には従業員およそ20人がいましたが、いずれも逃げ出して無事だったそう。

JFEスチール

川崎製鉄とNKK(日本鋼管)が統合して生まれた東証プライム上場のJFEホールディングス。粗鋼生産量は日本製鉄に次ぐ国内第2位。その鉄鋼事業における中核子会社がJFEスチールです。

火災の概要

JFEスチール西日本製鉄所によると、火が出たのは鉄鉱石と石灰石を焼き固める作業を行う工場。鉄を作る際に鉄鉱石と石灰石を混ぜ、焼き固める焼結の工程で発生する煙から硫黄分を取り除く、「排煙脱硫設備」が火元で、現在は修理中だったということです。

JFEスチールの事故は過去に当ブログでも取り上げましたが、この会社やたらと事故が多いんですよね。前回取り上げたのはJFEスチールの東日本製鉄所千葉地区東工場でしたが、この工場では定期的といっても良いほど事故や火災を発生させていました(過去記事を参照)。

支店や営業所で不正が起きる、工場で事故や火災が起きる。これらはいずれも本社におけるリスク管理機能が有効に機能していない証拠。リスク管理に必要なコストをかけず、その結果として現場にリスクを負わせてしまうという構図です。ちょっとした火災、で済ませてはいけませんぞ。