ラックランド 会計監査人PwCが辞任 一時会計監査人に監査法人アリア

当ブログでも何度か取り上げてきたラックランドは7/19、「会計監査人の異動(辞任)及び一時会計監査人の選任に関するお知らせ」を公表しました。会計監査人のPwC Japan監査法人が辞任し、一時会計監査人として監査法人アリアを選任しています。

これまでの経緯

ここ最近の出来事だけでも、東京国税局の税務調査で社長の公私混同した経費精算が指摘を受けたり、工事原価の付替え等の不正会計が発生。その後もさらなる社長による不正な経費精算などなど、色々出てきてました。そして5月には社長がヒラ取締役へ異動(これまでの経緯の詳細については過去記事をご覧ください)。

そして今回開示したのが会計監査人の交代です。PwCから辞任の申し出があったということですが、まぁ、こういう展開は容易に想像できました。

PwCは全社的な内部統制等に開示すべき重要な不備が存在していることを踏まえた監査手続の実施が必要であることに鑑み、今後も継続して監査を実施するための監査リソースを確保することが困難であるとしています。

この後どうなる?

直近の特別調査委員会は、ラックランドが上場会社であり続けるかも含めて、議論を行うべきであるという厳しい指摘をしていました。やはり、どう考えても、とうとうPwCが匙を投げたという構図でしょう。一時会計監査人の監査法人アリアのもとで図る延命工作ですが、健全な会社へと再生することはできるんでしょうか。