成友興業株式会社 セメント工場の岸壁に接岸中の船舶で爆発事故

成友興業は7/12、「当社城南島第二工場のセメント原料(汚染土壌処理後物)を積載した船舶の事故に関するお知らせ」を公表しました。爆発により船員やセメント工場側の協力会社従業員、合計9名が怪我をする事故が発生しました。

成友興業

成友興業は東京都を地盤に、建設現場で発生した産業廃棄物などを自社処理施設で再資源化する「環境事業」が主力。道路舗装や一般土木工事などを行う「建設事業」なども手掛ける名古屋証券取引所メイン市場上場企業です。

事故の概要

テレビでの報道では、セメント工場側(UBE三菱セメント)が映し出されていたので、同社の事故かと思ってたんですが、船主側である成友興業が今回開示を行っています。非上場のUBE三菱セメントはホームページ上でもこの事故については触れていません。

7月11日(木)10時00分頃、福岡県京都郡苅田町所在のセメント工場の岸壁に接岸中の船舶に、爆発を伴う事故が発生し、9名(船員3名(1名は重傷)、セメント工場側の協力会社6名)の方が怪我をされたとのこと。

UBE三菱セメントの工場に着岸中、荷降ろしのためにハッチを開けたところ、セメント原料となる汚染土壌処理後物(土壌溶出量基準又は土壌含有量基準に適合していない土壌を中間処理したもの)が爆発。爆発時の熱風を浴びてやけどを負ったということのようで、火災は発生していません。爆発の原因等については、現在調査中としています。