不正にSansanの名刺情報を入手した会社員が逮捕

名刺管理サービス会社「Sansan」の社員を装い、他社の名刺情報を不正入手したとして、警視庁と愛知県警は、不正アクセス禁止法違反容疑で、渋谷区の不動産販売会社「GRANDCITY」次長を逮捕したということです。

Sansan

Sansanは名刺管理を軸とする営業DXサービス「Sansan」などを展開する企業。機械学習などのデジタル技術と人力を組み合わせることで、大量のアナログ情報を正確かつ効率的にデータ化する仕組みやノウハウが強みです。東証プライム上場企業です。

逮捕容疑

容疑者は複数の部下に指示し、2022〜23年、少なくとも十数社の名刺情報約400万件に不正アクセスしたということです。Sansanの社員を装い、同社のサービスを利用する企業(GRANDCITY社の営業先など十数社)の社員に「二要素認証のため、IDとパスワードを返信してほしい」と偽メールを送信。取得したIDなどで名刺情報にアクセスしていました。

つまり、Sansanも被害者ということですね。この名刺管理ソフトSansan、犯罪を犯してでも手に入れたい素晴らしい情報を持っている、、、ということですかね。このニュースを受け同社株は一時5%以上上昇しました。

ちなみに、この原稿を書いている時点では、GRANDCITY社のホームページ「スタッフ紹介」欄で、容疑者と思われる人物の顔写真が確認できました。

株式会社エー・ピーホールディングス 四十八漁場でノロウイルス食中毒事故

株式会社エー・ピーホールディングスは2/5、「食中毒事故に関するお詫びとお知らせ」を公表しました。同社が運営する『四十八漁場 池袋東口店』(東京都豊島区)において、ノロウィルスを原因とする食中毒事故が発生したということです。(ちなみに「よんぱちぎょじょう」と読みます)

株式会社エー・ピーホールディングス

株式会社エー・ピーホールディングスは、地鶏をメインにした「塚田農場」や、鮮魚をメインにした「四十八漁場」、食肉(ホルモン)の「芝浦食肉」などの外食店舗を、チェーン展開する東証スタンダード上場企業です。

食中毒事故

昨日、株式会社一蔵での食中毒事故を取り上げましたが、またまたノロウイルスです。1/20と1/23に同店を利用した顧客の合計20人に、嘔吐(おうと)や下痢、発熱の症状があり、結果的に17名の顧客からノロウィルスが検出されたということです。

店舗立ち入り検査では、同店舗の従業員、食材、設備からノロウィルスの検出はなされませんでしたが、全員の共通食が同店で提供した料理のみだったようです。

食中毒だけは顧客側でどうにもできませんからね。特に同社は『生販直結モデルの食』で勝負されてる企業、しっかり管理してもらわないと。実はkuniもこのお店使ったことがあって、他人事とは思えません。昨日も書いたけど、このお店もやはり2/5~2/7、3日間の営業停止処分だけのようです。

株式会社一蔵 食中毒事故発生に伴う営業禁止処分の解除

株式会社一蔵は2/5、「食中毒事故発生に伴う営業禁止処分の解除のお知らせ」を公表しました。1/31にノロウイルスを原因とする食中毒事故が結婚式場で発生し、同式場は名古屋市保健所昭和保健センターより営業禁止処分を受けていましたが、これが解除されたということです。

株式会社一蔵(いちくら)

株式会社一蔵は呉服・振袖などの販売を中心に、振袖のレンタル、成人式の前撮り写真撮影、着物の着方教室の運営などを行う和装事業が中核。さらに、結婚式場を運営するウエディング事業も手掛ける東証スタンダード上場企業です。

食中毒事故

同社が運営する結婚式場「グラストニア」(愛知県名古屋市昭和区)において、ノロウイルスを原因とする食中毒事故が発生。披露宴に列席した3グループ140名のうち、17名の顧客より体調不良(腹痛、下痢、嘔吐等)の申し出があったという第一報でした。今回の開示では、発症した顧客及び当該式場スタッフ合わせて7名から食中毒の病原物質であるノロウイルスが検出されたとしています。

営業禁止が1/31で2/5に解除。って、食中毒の処分ってこんな短い期間で解除されちゃうんですね。徹底的に消毒したら終わりってこと?顧客に実際に健康被害与えてるんだから、もう少し重い処分でも良さそうだけど。

ギフトホールディングス 豚山大森店の火災について

株式会社ギフトホールディングスは2/5、「豚山大森店の近隣火災による休業についてのお知らせ」を公表しました。続く2/7には、「類焼火災による豚山大森店の臨時休業についてのお知らせ(第2報)」を公表しています。

株式会社ギフトホールディングス

株式会社ギフトホールディングスは、神奈川県横浜市発祥の豚骨醤油ベースの中太麺を特徴とする横浜家系ラーメン店を、関東中心にチェーン展開する東証プライム上場企業です。「町田商店」や「豚山(ぶたやま)」を運営しています。

火災の状況

2/4(日)10時ごろに出火し、13時ごろに鎮火しています。プロパンガスらしきものが大爆発する様子が、関東では夕方から夜にかけてのニュースで報じられてましたね。JR大森駅のすぐ近くということで、一時電車も止まってました。人的被害はなかったということですが、建物はもう駄目でしょうね。

発生原因については現在確認中とされています。第1報のタイトルでは「近隣火災」と表現されていたんですが、第2報では「類焼火災」とキッパリ。類焼火災とは、他から燃え移った火によって焼けること。つまり、もらい火です。。。と、主張してます。自分のところが火を出したのではない、、、ということには自信を深めたようです。

株式会社テクノフレックス 連結子会社で不正(キックバック)が発覚

株式会社テクノフレックスは2/6、「特別調査委員会の設置及び 2023 年 12 月期決算発表の延期に関するお知らせ」を公表しました。同社連結子会社にて不正が発覚したとのこと。特別調査委員会を設置して調査を開始、決算発表も延期です。

株式会社テクノフレックス

株式会社テクノフレックスは金属加工技術を活用し、管継手(かんつぎて)と呼ばれる、配管同士の接続部分を製造する継手事業が中核です。アジアでの生産で価格競争力を強化し、管継手ではシェアトップ。この技術を応用して防災・工事事業など多角的に展開する東証スタンダード上場企業です。

不正の概要

同社連結子会社において、複数の相手に対し、複数年に渡って架空の取引代金を支払い、その一部を私的に受け取っていた可能性があることが判明したといいます。いわゆるキックバックのようですが、「だれが」の部分の主語がありません。従業員なのか、複数名なのか、役員だったりするのか、、、まったく分かりません。

さらに連結子会社についても社名は伏せられており、分からないことづくし。せめて発覚の端緒くらいは書いてほしかったですね。特別調査委員会でまずは調査してからということですかね。この開示を受け、テクノフレックス株は一時11%安まで売られました。