回転寿司のスシロー 中央労働基準監督署が是正勧告

回転寿司最大手のスシローを運営する「あきんどスシロー」が、東京都内の店で働く男性アルバイトの5分未満の労働時間を切り捨て、賃金を支払っていないとして、中央労働基準監督署から是正勧告を受けたようです。

FOOD & LIFE COMPANIES

スシローは回転寿司業界で売上、店舗数ともに第1位です。運営する企業はあきんどスシローで、その持株会社として上場しているのが FOOD & LIFE COMPANIES という東証プライム上場企業です。まぁ、いろいろな業態へ展開してるからこういう上場企業名にするんでしょうが、ややこしいですね。

是正勧告

労働基準法では労働時間は1分単位で計算するのが原則と解釈されているところ、アルバイトの5分未満の労働時間を切り捨て賃金を支払っていなかったというもの。今回是正勧告を受けた店舗以外でも同様のことが発生しているようで、労基署の判断を待っている状況だそう。

同社の従業員は正社員が1,731人、一方でパート・アルバイトは4万6,138人いるとされており、過去の切り捨て分が全員に支払われるとなると、相当な金額になりそうです。ちなみに2022年9月以降は1分単位の労働時間計算に切り替わっているといいます。

ほぼ定期的にといっていいくらい不正行為が出てくる回転寿司業界。アルバイト等への残業代未払い、業界トップでこんな話が出てきただけに、じゃぁ、他の回転寿司はどうなの?ってなりますよね。