株式会社タカミヤ 従業員が架空売上の計上 決算発表を延期

株式会社タカミヤは11/9、「2024年3月期第2四半期決算発表の延期および第56期第2四半期報告書の提出遅延(見込み)のお知らせ」を公表しました。同社社員1名が架空売上の計上を行っている疑義が発見されたため、としています。

株式会社タカミヤ

タカミヤは建設用仮設機材などの製造、レンタル、販売を行う会社。仮設機材をはじめとする多彩な製品を開発・製造から販売、レンタル、設計・施工、管理・物流までトータルに扱い、建設工事にまつわるあらゆるサービスをワンストップで提供しています。東証プライム上場企業です。

不正の概要

今のところかなり断片的な不適切な会計処理について開示している状況で、架空売上というよりは売り上げの先行計上という見え方ですね。取引先も1社しか登場しませんし、前前期末に行った先行計上の穴埋めを行うべく、前期末まで嘘の会計処理を繰り返しごまかしてきている、、、って感じでしょうか。

しかし、その割には、弁護士資格を有する社外取締役(監査等委員)を委員長とする社内調査委員会を設置し、12月13日までの予定で調査するとのこと。かなり大掛かりな印象を受けます。今見えてきている事案のほかにも、類似事案がありそうな感じなんでしょうかね。