株式会社クシムは12/9、「(経過開示)社内調査委員会設置に関するお知らせ」を公表しました。これより以前、11/25には「取締役1名に対する辞任勧告の決議」も公表しています。当該取締役が社内情報漏洩や不適切行為への関与があったとしていました。それを調査する委員会ですね。
株式会社クシム
クシムはブロックチェーンの受託開発、暗号資産に関連したコンサルティングなどを行う、ブロックチェーンサービスを中核事業として展開する東証スタンダード上場企業です。一昨年、チュ-リンガム社を子会社化し、ブロックチェーンサービス事業を拡大しています。
辞任勧告
重要事実の継続的な漏洩や、不適切行為の可能性に対する重大な懸念があるということで辞任勧告を決議したということなんですが、その同日に当該取締役が株主提案で取締役4名と監査等委員2名の選任を議案として、来年1月の定時株主総会に問うという動きに出ています。
現経営陣と辞任勧告を受けた取締役が真っ向から対決するという構図。この取締役は冒頭書いた子会社化されたチューリンガムのトップだった方なんですね。そして現経営陣の方は、金融情報、企業情報の配信などを行うフィスコの勢力。ん~、この対決は難しいなぁ。取締役が悪だと片付けるわけにはいかない感じ。