健康な人からウイルス続々

日本経済新聞電子版のコラム、「健康な人からウイルス続々、脳にも感染 潜伏の謎深く」を読みました。健康な人の身体(肺や肝臓など主な27カ所)から、少なくとも39種類のウイルスが居着いていることが分かったといいます。ここだけ読んだだけでも既にぞっとします。

感染しても何もしない

事故などで健康のまま亡くなった547人のデータから得られた結果だそうです。感染を免れていた組織はゼロ。想像を超える種類のウイルスは、脳や心臓にまで侵入していたとのこと。感染すると発症して酷い目にあうイメージですが、実は感染しても何もしないことが意外にあるんですね。

例えば、子供のころに感染する「水痘(すいとう)・帯状疱疹ウイルス」などは、頭や腰の神経節に数十年以上潜んでるそうで、疲労や加齢で免疫力が下がると動き出します。中高年でよくみられる帯状疱疹(ほうしん)を引き起こすんだそうです。

何十年にもわたって潜み続ける理由についてはまだ分からないようですが、「いったん感染したチャンスを生かし、1人の体内で増える巧みな戦略」と、ある教授。確かにそうですね、せっかく体内に入ることができても、すぐに発症して死んでしまったら、ウイルス自身も生存できません。

ウイルス感染に寛容になる

「ウイルス感染に対して、世の中がより寛容になるのか。逆に新型コロナウイルスの影響もあって、より過敏になるのか」ある教授はこのことすら分からないといいます。kuni個人的には寛容になるべきだと思います。いわゆる共生ですね。風邪と一緒です。

人生100年時代。人間の寿命がどんどん延びてきて、いくつものウイルスの潜伏期間を超えてくると、当然発症する機会も増加します。伸びた寿命の部分は決して免疫力が強いわけではないのでね。ウイルスには寛容に。自身の身体には厳格に。しっかり鍛えて免疫力をキープしていきましょう。

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