戸田建設 洋上風力発電で浮体構造部に不具合

戸田建設は9/22、「五島市沖洋上風力発電事業の運転開始時期の延期について」を公表しました。地上で製作中の2基に不具合が発見されたことを5月に公表していましたが、この影響で浮体式の洋上風力発電所の運転開始時期が大幅に後ずれするということです。

戸田建設

戸田建設は建設事業および不動産事業などを手掛ける総合建設業(ゼネコン)の準大手。東証プライム上場企業です。長崎県五島市崎山漁港の沖合において、2016年3月に国内初となる浮体式洋上風力発電設備を実用化し、商用運転を継続しています。

運転開始時期

現在建設中の風力発電所において、海上設置前の2機の浮体構造部に不具合が見つかりました(公表は5/9)。その後原因究明および対策工法の検討を実施し、地上にて2基の不具合の是正措置および建設工事の再開を実施しているといいます。

しかしながら、今回の開示によると、当初2024年1月を予定していた運転開始時期が、2026年1月へと延期することになりました。不具合の改善について4ヶ月ほどでめどを立ててる割に、運転開始時期が2年も遅れてしまうんですね。

2023年中に完成の予定が、不具合を受け工期延長。2024年問題の影響をもろに受けることになるため大幅な遅延となる、、、みたいな事情でもあるんでしょうか。建設業界ここんとこおかしなことが続いてるだけに、、、そこんとこ気になります。

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