東亜建設工業 従業員の不正行為(その2)

先日取り上げた記事。東亜建設工業の100%子会社である信幸建設で、従業員らが水増しや架空発注等を行った上で、その水増し又は架空発注額の一部を従業員らが自らに還流させ、着服していた件。その2です。

2016年にも

複数名の従業員が関与しているような書きぶりであり、非常に規模の小さい100%子会社であること。取締役5名のうち4名が兼務者であることなどから、子会社での組織的な不正や、場合によっては親会社までを巻き込んだ不正もあったりするのかも。などと感じていました。

少し調べてみたら2016年にも不正が起きていたんですね。空港施設での薬液注入工事における施工不良と虚偽の報告という事案です。東京国際空港、福岡空港など6カ所で不正が行われており、いずれの工事においてもその一次下請けが信幸建設という組み合わせでした。

もともとこういう不正が起きていたことを考えると、今回の件への対応が社内調査委員会で良かったのかどうか。委員長と1名の委員は外部の弁護士ですが、他は東亜建設工業の監査等委員2名と取締役執行役員管理本部長です。

特に取締役執行役員管理本部長さんは秘書室統括なんかもされていて、経営陣には最大の配慮がされそうで、、、。この際、委員の方も全員外部の方に変更して、出直されたらいかがかと。

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