鶏肉 カンピロバクター食中毒

最近、中心部がまだ少し赤いメンチカツを食べたので、ちょっと気になり厚生労働省のHPを覗いてみました。鶏肉のカンピロバクターという細菌に関する注意喚起がエライ力入っていて、ついつい読んでしまいました。

市販鶏肉からカンピロバクター

市販の鶏肉から、かなり高い確率でカンピロバクターが見付かっているようです。ニワトリや牛などの腸管内にいる細菌で、少量の菌数でも食中毒を発生させるんだそうです。食中毒の症状は食べてから1~7日で発症し、下痢、腹痛、発熱、嘔吐、頭痛などの症状が出るみたいです。感染して数週間後にギラン・バレー症候群を発症することもあるとか。

家庭での注意

とはいえ、中心部までしっかり加熱してあれば大丈夫。この細菌は熱に弱く、75℃で1分間以上の加熱が推奨されてました。家庭では、それ以上に危険なのは、生の鶏肉に触れた手や、調理器具などから他の食材等に細菌が移ってしまうことかもしれません。

お店での注意

当然、厚生労働省はお店に対する指導もしているでしょうし、プロなんだからちゃんとしてくれてそうですが、、、実際にはかなりの食中毒事故が起きているようです。鶏刺し、鶏たたき、鶏わさなどが原因食品です。肉が新鮮かどうかは全く関係ないそうですから、客の側も気を付けるしかないですね。

東京福祉保健局

こちらのHPでは「現状では牛・鶏・豚の「生食用」食肉は流通していません。と、書かれていました。鶏肉には生食用の衛生基準がないそうですが、流通しているものは全て加熱用だと。

しかし、ネットで「東京 鶏刺し」で検索すると、普通に鶏刺しや鶏わさを提供しているお店が出てきます。生食は危険、しっかり火を通して、と注意喚起しながらも、厚労省は規制に踏み切っていないという状況。これが一番の問題ですね。