昨年度 過去最多を記録したもの

12/25付け日本経済新聞に、昨年度過去最多を記録したものが3件載ってました。「教員のわいせつ処分最多 282人、文科省調査」、「高齢者施設の虐待が過去最多 621件、大半は認知症」など。なんとも情けないというか、悲しい話題ですね。もう一つは昨年度ではなくカレンダーイヤーで、ですが、「出生数の減少に伴う人口の自然減が51万人」というのも。

子供と高齢者

戦争や疫病などで多くの命を失ってきたのも高齢者や子供たちでした。平和な時代になっても、やはり社会現象の犠牲は高齢者と子供なんですね。高齢者の虐待が増加するのは、そもそも施設に入る高齢者の数が爆発的に増加していることが背景にありそうです。

しかし、出生数が減少し当然母数である子供の人数が減ってきているのに、わいせつ処分というか、わいせつ行為が増加するというのはどうでしょう。明らかに別の要因があるわけですよね。SNSを使用して子供を誘拐みたいな犯罪が増えていることも同根でしょうか。さらに結婚しない人、できない人が増加していることも背景にあるのかも。

わいせつ処分を受けた教員の97.9%、276人が男性とのこと。同じ世代の女性に対するストレスや劣等感みたいなものが、子供たちに向けられるのか。こと教員となると、モンスターペアレンツなどのストレスもあり、精神的にも追い詰められている人も多そうですよね。とはいっても、やはり弱者である子供たちは守らなければね。

いじめ認知件数

昨年度に過去最多を記録したものとしては、「いじめの認知件数」というのもありました。全国の小中高校で認知されたいじめは、過去最多の54万3,933件だったそうです。同じく、小中高で発生した暴力事件や児童生徒の自殺、不登校の小中学生なども激増しているようです。必ず解決していかなければならない社会的課題です。年の瀬に何とも暗い話題ばかりで申し訳ありません。