ジー・スリーホールディングス 特別調査委員会の設置

ジー・スリーホールディングスは11/10、「特別調査委員会の設置に関するお知らせ」を公表しました。同社が販売した未稼働太陽光発電所の権利の売上について、計上の時期が適切ではないとの指摘を受けたとのこと。特別調査委員会を設置し、客観的な調査を行うそうです。

ジー・スリーホールディングス

ジー・スリーホールディングスは、太陽光発電所の運用による売電など、太陽光発電関連を中心とする再生可能エネルギー事業を手掛ける東証2部上場企業です。旧社名はコネクトホールディングス。2016年に現在の商号に変更しています。携帯電話向けソフトウェア開発でスタートした会社なんですね。

事案の概要

2017年8月期に同社が販売した未稼働太陽光発電所の権利の売上について、その売上金額280百万円の計上の時期は、本来であれば2019年8月期に計上すべきものではないかとの指摘を外部から受けたといいます。最近多いですね、「外部からの指摘」。やはり税当局でしょうかね。

2017年8月に、「当社における未着工太陽光発電所の権利を保有する合同会社出資持分の一部売却に関するお知らせ」という開示がありました。多分この件に関するもののようです。

出資持分 50%のうち 16.7%(同社出資持分の 1/3)を売却したということなんですが、売却先は同社の株主だったりします。同社の決算期末に合わせたようなタイミングになっていて、駆け込みで収益を突っ込んだ風ですね。それにケチが付いたと。

特別調査委員会設置の目的

少々気になる部分が設置の目的の中に。「本件およびその他外部から指摘を受けた案件に係る事実関係の調査」という部分です。他にも外部から指摘を受けた案件があるような書きぶりです。怪しげです。