中部電力 浜岡原発(その3) 今度は原子力規制庁かよ

1/7、浜岡原子力発電所の安全審査における不適切な地震評価を巡り、原子力規制委員会は中部電力本店(名古屋市)に立ち入り検査を実施する方針を固めたとのこと。必要に応じて浜岡原発の敷地内の検査も検討するらしいです。

と、まぁ、ここまでの流れは想定される範囲の展開かと。一方で、想定外の報道もありました。原子力規制庁の職員が昨年11月、私的に訪れた中国で、業務用の貸与スマートフォンを紛失していたとのこと。

スマホには機密性が高い核セキュリティーを担当する非公表の担当者名や連絡先が登録されていましたが、情報の流出は確認されていないといいます(ホントかな?)。

中部電力の不正を厳しく非難し、検査に着手しようとしている原子力規制委員会。同委員会の事務局的な業務を行う原子力規制庁で、実は重大事件が起きていた、って話。高度な安全管理が求められる原子力発電関係業界のはずが、どうもいい加減な奴らが多いような気がするのはkuniだけでしょうか?

11月に発生していた失態が、このタイミングで公表されたという経緯についても気になるところです。

中部電力 浜岡原発 不正の経緯など

昨日取り上げた浜岡原発における不正。この一報を受けた株式市場では、中部電力株が10%安まで売られる展開となりました。やはりそれだけのインパクトがある不正と株式市場は認識したようです。

この不正について、ここまでの経緯や今後についてまとめておきます。不正の発端は昨年の11月。工事の契約や精算手続きで不適切事案が明らかになりました。こんなことがありながら、別のところで不正を続けていた同社のガバナンスはいったい・・・。

そして今回の事案には十数人が関わっていたとみられており、問題を指摘する声も社内であがっていたといいます。そして事案発覚は国への通報制度だったそう。会社ぐるみでの不正と言えそうで、今後の調査では経営陣の関与があったかどうかが焦点になってきそうです。

新規制基準適合性審査は当然ストップ。今後について、経済産業省は11/5、中部電力に対して事実関係や経緯、原因などを調査した上で、再発防止策を4月6日までに報告するよう求めています。

中部電力 浜岡原発の新規制基準適合性審査で「不適切事案」

明けましておめでとうございます。今年もよろしくお願いいたします。

2026年の大発会は日経平均が1500円高と景気良く始まりました。まぁ、半導体やAI関連の値嵩株が日経平均を大きく上昇させるといういびつな上げ相場ではありましたが。それでも年初から急落(意外と大発会は急落が多い)、よりは良いことですね。

そんな中、1/5、中部電力浜岡原発で不適切事案が発生という開示がありました。昨年は東京電力柏崎刈羽原子力発電所など、審査を経て原発再稼働という報道がいくつかありましたが、中部電力では不適切な事案という暗いニュース。

浜岡原発は静岡県御前崎市にあり、全部で5基ある原子炉のうち3基を再稼働するべく、原子力規制委員会による新規制基準適合性審査を受けていました。その内の3号機と4号機について、耐震設計の目安になる基準地震動の策定に関して、原子力規制委員会で会社が説明した内容とは異なる方法や意図的な方法で実施されていた疑いがあることが確認されたということです。

原発再稼働に向けて風が吹いてきたと思った矢先の不適切事案。これ、意外に大きな事案になるかもしれません。

日機装株式会社 検査不正で特別調査委員会を設置

日機装は2/28、「特別調査委員会の設置について」を公表しました。同社が製造していたキャンドモータポンプ及び往復動ポンプの一部製品について、出荷前に社内規定により定めた品質計画書に基づく社内検査の一部(耐圧検査)を実施していないことが判明したということです。

日機装

日機装は産業、エネルギー業界など幅広い分野で使用される特殊ポンプのリーディングカンパニーです。「インダストリアル」、「航空宇宙」などに分かれる工業部門と、透析装置などの医療部門に展開する東証プライム上場企業です。

事案の概要

キャンドモータポンプ(製品名「ノンシールポンプ」) 及び、往復動ポンプ(製品名「ミルフローポンプ」)の一部製品について、出荷前に同社社内規定により定めた品質計画書に基づく社内検査の一部(耐圧検査)を実施していないことが判明しました。

昨年10月、同社従業員が製造工程の確認をしていた際に、一部のポンプ製品について、出荷前に社内規定に定めた品質計画書に基づく社内検査の一部(耐圧検査)を実施していなかったことを発見したとのこと。その後同社ではこれまで社内調査を実施してきたということです。 そして更なる事実関係の解明、原因究明及び再発防止策の策定等を目的として、外部有識者を主とした特別調査委員会を設置することを決議したとしています。先月好決算と増配を公表したばかりの同社。大事に至らなければ良いんですが。

東京地下鉄(東京メトロ) 千代田線で一部未検査の車両を運行

少し前の話になりますが東京地下鉄は2/19、千代田線の1編成について必要な検査を受けずに運行していたことを公表しました。検査担当者が必要な検査の種別を誤認していたためとしています。運航していた期間に事故や故障は起きなかったとのこと。

東京地下鉄

東京都区部を中心に地下鉄を運行。鉄道各社との直通運転により、郊外から都心への移動の結節点として、首都東京の都市機能を支えています。輸送人員数は1日平均652万人(24/3期)で、都心部での短距離・大量輸送を提供する輸送効率性の高さが特徴です。昨年東証プライムに上場した企業です。

事案の概要

社内基準では3カ月以内の周期で行う検査と、12カ月以内の周期で行う検査の2種類があり、本来は12カ月以内に行う検査を実施すべきところ、3カ月以内の検査を実施していたとのこと。結果として電気系統の確認など一部の項目が実施されなかったといいます。62日間にわたり、必要な検査を受けないまま2万8780キロメートルを走行していたそう。

メトロと地下鉄

結果的に事故はなかったので大した話題ではないんですが、個人的に気になっているのが社名なんです。タイトルにも記したように、同社はメディア等で「東京地下鉄(東京メトロ)」と紹介されることが多いようです。正式社名は東京地下鉄。英文社名が東京メトロということみたい。

東京に住んでいる人には東京メトロの方がしっくりくると思うんですが、なぜ東京地下鉄と名乗ってるんでしょう。東京地下鉄株式会社法なんてのがあるらしいけど、ややこしいよ。併記するの面倒くさいよ。