オカムラ 冷凍・冷蔵ショーケースの工場を新設

日本経済新聞は10/20、「オカムラ、長野にショーケース工場 100億円投資」と報じました。食品などの陳列に使われる冷凍・冷蔵ショーケースの工場を長野県須坂市に設けるということです。投資額は100億円程度とみられるとのことで、2024年11月の稼働を予定しているそうです。

オカムラ

いまさらですがオカムラは、オフィス家具業界のリーディングカンパニーです。子供のころは学習机や椅子でお世話になり、社会人になってからはオフィスのデスクや椅子、キャビネットなんかでお世話になってきました。いやぁ、あのオカムラが冷凍・冷蔵ショーケースなんか作るとは。冷凍食品革命で同社も進出か。

などと思いまして調べてみると、実は冷凍・冷蔵ショーケース、1972年から製造してきてるんですね。静岡県内の事業所で生産していたが、生産が追いつかない状況となってきたということらしいです。まったく知りませんでした。業界でのシェア等は分かりません。おそらく、ホシザキやフクシマガリレイ、大和冷機工業、中野冷機あたりがこの業界の大手だと思われます。

セグメント別の売上

同社の前期の売上を見てみました。セグメント別の状況では、オフィス環境事業で約1,400億円。対して、商環境事業(店舗什器、カート機器、セキュリティ製品、冷凍・冷蔵ショーケース)では1,000億円となっています。結構立派な売上ですよね。もちろん冷凍・冷蔵ショーケースだけの売上ではありませんが。

オフィス家具の会社というイメージしかありませんでしたので、冷凍・冷蔵ショーケース以外の店舗什器にしても驚きでした。さらに、オカムラは物流システム事業も手掛けており、同社製品の開発から製造、販売、物流、施工、保守点検、廃棄にいたるまで一貫した品質保証体制を構築しているんだそうです。良い会社ですねぇ。