磁気冷却エアコン ダイキン工業が2030年めどに実用化へ

空調機器大手のダイキン工業は、産業技術総合研究所と共同で、2030年をめどに、磁石の力で温度を変化させる「磁気冷却効果」を活用した、次世代エアコンの実用化を目指す方針を明らかにしたそうです。これ、読売新聞の記事みたいです。

磁気冷却エアコン

また聞いたことのない技術が出てきましたね。「磁気冷却効果」を活用するんだそうです。磁気冷却は、磁気を加えると熱を持ち、磁気を取り除くと冷える特性を持つ金属素材「磁性体」を用いる技術だそう。磁石を近づけたり、離したりして温度を変化させ、水に伝えて冷暖房に使います。

ネットでいろいろ調べてみましたが、これ以上の説明はできなさそうです。「磁気ヒートポンプシステムの構成」なる解説図も見付けましたが、、、。見る人が見ればわかるんでしょうが、kuniにはほとんど理解できませんでした。

性能は向上するらしい

二酸化炭素(CO2)を上回る温室効果がある冷媒(現在使用されてるのは代替フロン)を使わず、消費電力も2割程度減らせるんだそうです。技術的にも確立しているようで、中国のハイアールがすでにワインクーラーで実用化しているみたいな話も。

にもかかわらず、実用化が7年後となっている辺り、やはりコストの問題なんでしょうね。消費電力が少なく、圧縮機が必要ないため振動や騒音も抑えられるというこの技術、電力を消費されると走行距離などの性能が損なわれてしまうEV(電気自動車)などで特に期待されてる技術らしいです。

難しいことは何一つ説明できませんでしたが、近い将来実現しそうな「磁気冷却エアコン」。この際、言葉だけでも覚えておきたいですね。