不正にSansanの名刺情報を入手した会社員が逮捕

名刺管理サービス会社「Sansan」の社員を装い、他社の名刺情報を不正入手したとして、警視庁と愛知県警は、不正アクセス禁止法違反容疑で、渋谷区の不動産販売会社「GRANDCITY」次長を逮捕したということです。

Sansan

Sansanは名刺管理を軸とする営業DXサービス「Sansan」などを展開する企業。機械学習などのデジタル技術と人力を組み合わせることで、大量のアナログ情報を正確かつ効率的にデータ化する仕組みやノウハウが強みです。東証プライム上場企業です。

逮捕容疑

容疑者は複数の部下に指示し、2022〜23年、少なくとも十数社の名刺情報約400万件に不正アクセスしたということです。Sansanの社員を装い、同社のサービスを利用する企業(GRANDCITY社の営業先など十数社)の社員に「二要素認証のため、IDとパスワードを返信してほしい」と偽メールを送信。取得したIDなどで名刺情報にアクセスしていました。

つまり、Sansanも被害者ということですね。この名刺管理ソフトSansan、犯罪を犯してでも手に入れたい素晴らしい情報を持っている、、、ということですかね。このニュースを受け同社株は一時5%以上上昇しました。

ちなみに、この原稿を書いている時点では、GRANDCITY社のホームページ「スタッフ紹介」欄で、容疑者と思われる人物の顔写真が確認できました。