東海染工株式会社 浜松事業所にて火災事故

東海染工は5/1、「火災発生に関するお知らせ」を公表しました。火災が発生したのは浜松事業所で、4/25のこと。発生から約3時間後には鎮火しています。GW期間があったとはいえ、公表までに時間がかかりましたね。

東海染工株式会社

東海染工は、顧客から受託した生地の染色加工と自社企画で染色加工した生地の販売を中心に、縫製品や染色加工関連設備の販売、保育サービスなどを展開しています。海外向けの売上高が売上高全体の4分の1を占める、東証スタンダード上場企業です。

火災の概要 発生原因

3時間ほどで鎮火しているということで、人的被害はありませんでした。物的被害及び生産への影響等については現在調査中としています。「電気系統・生産設備につきましては翌日より復旧作業を実施しており、5/7より通常稼働を予定している」とのこと。

発生原因について同社は、「精練漂白設備(毛焼機)排気ダクト内部の毛羽埃に引火、工場の一部 25 ㎡程度に延焼した」、と説明してるんですが、これって、業界関係者ならともかく、一般の方が読んで理解できる説明ですかね。開示は正直にしてるんですが、説明の仕方はちょっと。

同社では昨年末に役員報酬の減額や希望退職者の募集を行っており、事業は順調ではなさそう。希望退職者は募集が10名程度で、応募は1名。これ、開示とか必要?正直な会社だけど、なにかと見せ方が下手な会社のようですね。

キリンビール 取手工場で死亡事故が発生

4/20正午前、キリンビール取手工場において死亡事故が発生したということです。ビールの原料となる「コーンスターチ」と呼ばれる粉を貯蔵するタンクの中で、清掃作業をしていた作業員(29歳)が亡くなったということです。粉塵爆発といった事故ではなさそうです。

キリンビール

もう今さら説明は不要ですよね。ビール系飲料大手。祖業のビールを中心に、アジア・オセアニアなどで酒類や飲料の海外展開を加速しています。グローバルで多様なブランドを有する企業で、現在は持株会社のキリンホールディングスが上場会社となっています。

事故の概要

持株会社もキリンビールもこの事故に関しての開示は行っておらず詳細は分かりません。報道を見る限りは、「高さ約10メートル、直径約4メートルのサイロの中で、貯蔵されていたコーンスターチという粉の詰まりを解消する作業をしていた」とのこと。ビールの原料に埋もれているのが見つかったということですので、窒息死ですかね。

昨年にも

このキリンビール取手工場では、昨年10月にも死亡事故が発生しています。商品を保管する倉庫の屋根に設置された太陽光パネルの定期点検をしていた委託先の作業員が、屋根板を踏み抜き、高さ約8.8メートルからアスファルトの地面に転落して死亡しています。

なんでこの工場で事故が相次いているのか、しっかり調査して改善対応しなければならないと思いますが、開示すらしないんじゃ、期待薄ですかね。

レンゴー 100%子会社の大興製紙で工場火災

静岡県富士市の大興製紙製紙工場で火災が発生しました。火は約3時間40分で消し止められましたが、鉄筋2階建ての工場の2階部分が半焼したほか、煙を吸った40代と30代の男性 計5人が病院に運ばれたということです。

大興製紙株式会社

大興製紙株式会社はクラフト紙・特殊紙の製造および販売、クラフトパルプの製造および販売、産業廃棄物・一般廃棄物中間処分業を行っています。2021年1月15日に東京地方裁判所へ会社更生法適用を申請し、その後同年8月に東証プライム上場のレンゴーに100%子会社化され、経営再建を進めていました。

火災の概要

3/21 午前8時40分頃、富士市上横割にある大興製紙で「工場の天井が燃えている」と従業員から消防に通報があったということで、鉄筋2階建ての工場の2階部分が半焼し、煙を吸った40代と30代の男性 計5人が病院に運ばれましたが、いずれも軽症とのこと。

翌日の3/22には大興製紙が、「火災発生のお詫び」をホームページで公表しており、「今回の火災は弊社に4台ある抄紙機のうち1台を設置してある建屋から出火し、同抄紙機の一部を類焼させる事態となりました。」とだけ説明されています。

ちなみに、親会社のレンゴーからはこの件に関するコメントは出てないようです。

中部電力 公取委の課徴金納付命令 出資するレタス栽培工場でも火災事故

公正取引委員会は3/4、独占禁止法違反(不当な取引制限)で中部電力と同社子会社に計約2,680万円の課徴金納付命令を発出しました。そして同じ3/4、中部電力など3社が出資する静岡県袋井市の世界最大規模のレタス工場で火災事故が発生しています。

課徴金納付命令

中部電力、中部電力ミライズと東邦ガスは、遅くとも2016年から、競合する大口の都市ガス契約の受注予定者を話し合って決めていました。顧客に提示する料金水準を伝えるなどして、受注予定者が受注できるようにしていたということです。

こうした取引に関し公正取引委員会が、独占禁止法違反(不当な取引制限)で中部電力と中部電力ミライズに計約2,680万円の課徴金納付を命令しました。なお、東邦ガスは課徴金減免(リーニエンシー)制度に基づき、調査開始前に違反を自主申告し、行政処分を免れています。

人工光によるレタス栽培工場の火災

同じ日に中部電力が出資(日本エスコンも出資)する、静岡県袋井市にある人工光(LED)でレタスを栽培する工場で火災事故が発生しています。いやぁ、まさに踏んだり蹴ったりですな。世界最大規模となる1日当たり10トンのレタスを生産できる、完全人工光型の自動化植物工場です。

先月に出荷を開始したばかりだそうですが、レタスの生産に使われるLED照明に関連する電気系統から火が出たとみられるとのこと。中部電力さん、、、悪いことは重なるというか、泣きっ面に蜂というか・・・。

株式会社JERA 愛知県武豊町の武豊火力発電所で爆発・火災事故

1/31、午後3時10分ごろ、愛知県武豊町の武豊火力発電所で爆発火災事故が発生しました。爆発は建物13階のボイラー施設内で起きたとみられ、燃料を運ぶためのコンベヤーなどからも出火したということです。

JERA

JERAはエネルギー事業を営む日本の株式会社。東京電力フュエル&パワーと中部電力との合弁企業で、日本国内の火力発電・ガス事業が中心です。液化天然ガス (LNG) の取扱量は世界最大級だそう。両社の出資比率は50%となっています。

事故の概要

この武豊発電所は石炭や木質バイオマスを燃料とし、最大出力は107万キロワット。爆発を受け、同3時半ごろ、発電機の運転を停止しました。バイオマス燃料の一時保管場所が火元とみられると公表しています。幸い人的被害はありませんでした。

この発電所は、設備が老朽化していたこともあり長期停止予定だったそうですが、東日本大震災で原子力発電が停止に追い込まれる中で、再起動させたものだったようです。かなり無理して運転してたんですね。

JERAは武豊火力発電所での事故をふまえ、同様の木質バイオマス燃料を使用する碧南火力発電所(愛知県碧南市)および常陸那珂火力発電所(茨城県那珂郡東海村)において、設備の安全性を確認する緊急点検を実施するとしています。