ポールトゥウィンホールディングス 子会社元取締役の不正行為

ポールトゥウィンホールディングスは7/25、「当社子会社元取締役の不正行為疑惑に関する特別調査委員会設置に関するお知らせ」を公表しました。同社連結子会社において、元取締役による不正行為疑惑が発覚、見つかったのは6月下旬のことだそう。

ポールトゥウィンホールディングス

ポールトゥウィンホールディングスは、顧客企業が制作するゲームなどソフトウェアのバグ(不具合)検査や、顧客企業が運営するウェブサービスのモニタリング、カスタマーサポートなどを手掛ける、東証プライム上場企業です。足元の業績は、売上はそれなりに伸びているものの、利益が伸び悩んでるって感じの会社ですね。

子会社の統合作業で

子会社3社を統合する作業の過程で発覚したようです。舞台となったのは株式会社 CRESTという子会社で、今年の統合により、現在は株式会社 HIKEになっています。統合により規模が拡大することに伴い、内部統制の状況をチェックしたことで不正の疑義を認識しました。

架空請求

社内調査を進めることで、この元取締役が自身と関連を有する会社を介した架空請求を行い、当該請求に対して HIKE から支払われた金銭を受け取っていたということです。現在把握しているところでは、不正行為と疑われる取引は 2020年頃から複数回行われており、不明瞭な取引の総額は最大で約2億円と推定しているとのこと。

HIKE では7/13開催の臨時株主総会において、当該元取締役を既に解任しており、ここから特別調査委員会を設置して透明性の高い調査を実施していくとしています。