グローム・ホールディングス 連結子会社の代表取締役を解任

グローム・ホールディングスは5/19、「当社連結子会社の代表取締役解任に関するお知らせ」を公表しました。同日開催された グローム・マネジメント株式会社臨時株主総会において、取締役解任に関する決議を行い、同社の代表取締役を解任したということです。

おさらい

5/12に連結子会社のグローム・マネジメントにおいて、不適切な取引が行われていた可能性があることが判明し、特別調査委員会を設置しました。提携先企業を経由して提携先企業の代表者の親族が代表者を務める別法人へ資金が還流していたというもの。その金額は総額8,130万円といいます。

対応早かったね

適切だったかどうかはまだ分かりませんが、対応は早かったですね。もちろんグローム・マネジメントが100%子会社ですから、臨時株主総会もさっと開催できる(参加株主はグローム・ホールディングスのみ)っていうのもあるんですけど。特別調査委員会の調査結果を待つことなく、いきなり解任です。

「本日以降、グローム・マネジメントと元代表取締役との契約関係は一切ありません。」とまで言い切っています。解任後はグローム・ホールディングスの代表取締役が、子会社グローム・マネジメントの代表取締役を兼務する形に落ち着いたようです。

8,130万円が提携先企業の関係者に流れ、そこでの取引の実在性に疑義が生じているとされるこのお金の流れ。何が起きているんでしょうか。代表取締役の不正行為としては、かなりシンプルな事象だと思われますが、特別調査委員会の調査目的に「類似事案の有無の確認」なんてのも入ってますし、追加で何か出てくるのか。今後どう展開していくんでしょう。