キャンセルカルチャーとな?

日本経済新聞は8/6、「過去の言動、問われる倫理 『キャンセルカルチャー』五輪機に日本へ、社会全体で姿勢変える契機」という記事を掲載しました。キャンセルカルチャーという用語、kuniは初めて聞く言葉でした。その現象自体はいくつか知ってましたが・・・。

キャンセルカルチャーとは

日経の記事によると、「キャンセルカルチャーとは、問題のある言動で地位や仕事を失うことを指す。法律のない倫理的な問題についても、過去にさかのぼり追及されるのが特徴だ。」と説明されていました。

五輪に関してだと、音楽家が障害のある同級生へのいじめを後に音楽誌などで語った件で辞任しましたし、演出家はユダヤ人虐殺をコントのネタにした映像が見つかり解任されましたね。芸能人にも大会に迷惑がかかるからと開会式への参加を辞退した人がいました。

正直言うと、kuniはそんな昔のこと、そこまでヒステリックになる必要があるのかな、と感じましたね。日経では「価値観の転換に気づかない人が多い点にあるのではないか」、「中高年層には当時の価値観を今も引きずる人もいる。」、などと分析していました。ん~、確かにそうかもしれないけど・・・。

キャンセルカルチャーは、アメリカなどを中心に2010年代中頃から見られるようになったそうです。一昔前であれば問題にならなかったことも、SNSの普及に伴い、今や簡単に人々がキャンセル運動に参加できるようになっているというのがありそうですね。

SNS上での誹謗中傷はよく話題に上りますが、SNSが持つ暴力性みたいなものが背景にあるとすれば、このキャンセルカルチャー、良い面よりも悪い面の方が突っ走りそうな気がします。五輪は終わったけど、今後も様々な場面でこの言葉に触れることになりそうです。