インドネシアのスメル山噴火 南海プライウッド

南海プライウッド株式会社は12/6、「インドネシアのスメル山噴火による当社子会社への影響について」を公表しました。12/4に発生したインドネシアのジャワ島東部のスメル山噴火により、現地連結子会社であるPT.NANKAI INDONESIAの一部工場が被災したとのこと。

南海プライウッド

南海プライウッドは木質建築内装材の製造および販売を行うインテリア建材メーカーです。天井材、収納材、合板などを製造、販売する木材関連事業が主力事業。ほかに電線、電気機器などを販売する電線関連事業も手掛けています。今回被災した現地子会社も木材関連事業(同社の原材料を製造)を担っていました。

スメル山噴火

12/4午後3時ごろ、インドネシアのジャワ島東部のスメル山が噴火し、14人が死亡、56人がけがをしたと報道されました。約1300人が自宅を離れ、避難しているとのこと。インドネシアは、「火の輪」と呼ばれる、火山や地震活動が頻繁に発生する環太平洋火山帯に位置しています。このスメル山、昨年の12月、今年1月にも噴火してるんですね。

被災の状況

工場屋根に堆積した火山灰が豪雨により水分を含み重くなったことにより、第2工場棟の屋根の崩落、一部設備の破損等の被害を受け、第2工場は現在操業を停止しているということです。幸い、従業員等の人的被害はなかったようです。

どうもこの火山、ほぼ恒常的に噴火活動が起きており、大雨が降ると噴火につながることがあるようです。今回も火山灰が高温の泥流となり、被害を拡大しているとのこと。同社の工場の被災は大変気の毒ですが、人的被害がなかったことを喜ぶしか、ないですかね。