昭和世代に懐かしい トレーディングカード

7/24付け日本経済新聞の夕刊に、「元祖トレカはたばこ販促品 対戦型も登場、希少性で過熱」という記事がありました。最近では大谷翔平選手の希少なトレカがものすごい価格に、みたいな話をよく聞きますが、そのトレカの歴史について触れた記事です。

仮面ライダースナックとプロ野球チップス

kuniが最初にトレカに触れたのは、意外にも永谷園のお茶漬けのもとに封入されていた、全55種類ある歌川広重の「東海道五拾三次」カード。続いて仮面ライダースナックに付いてきた仮面ライダーのカード。これが1971年に始まってるらしい。小学校の高学年の頃です。

続いて、プロ野球選手のカードが付いてきたプロ野球スナックが1973年から始まっていて、こちらは現在も続いているんだそうです。そのお菓子は長らくポテトチップスらしいのですが、当時はそうじゃなかったような気がします。ポテチの発売が1975年ということですから、少なくとも最初の2年間は別のお菓子。

かっぱえびせん

記憶をたどると、あの当時仮面ライダーやプロ野球カードが付いてきたのは「かっぱえびせん」じゃなかっただろうか。。。ということでカルビーのホームページを調べてみたんですが、仮面ライダースナックのパッケージに「かっぱえびせん」の文字が。価格は20円、となっています。

しかし、プロ野球スナックの最初の2年間については分かりませんでした。パッケージには「カルビースナックプロ野球」としか書かれていません。

ちょっと、どうでもいいような話題になってしまいましたが、夕刊一部で久々にガキの頃へタイムスリップ。まぁ、こんな日があっても良いですかね。久しぶりにビールのあてにかっぱえびせん買ってきましたが、やっぱり「やめられない」・「止まらない」でした。

はごろもフーズ 国産ブリを使用したシーチキンを発売

はごろもフーズは7/26、原材料に国産ブリを採用した新しいシーチキンを発売することを公表しました。商品名は「シーチキンEvery(エブリ)」だそうです。ブリだからエブリ?ってことでしょうね。タンパク質やDHA(ドコサヘキサエン酸)の含有量が多いのが特長としています。

はごろもフーズ

はごろもフーズは、まぐろ・かつお缶詰「シーチキン」などを中心に製造販売する食品メーカー。魚介類や果実の缶詰など幅広く1000種類以上の食品を展開しています。ツナ缶の「シーチキン」、スイートコーンの缶詰「シャキッとコーン」などが有名ですよね。東証スタンダード上場企業です。

シーチキン

シーチキンという名称ははごろもフーズの登録商標なんですね。これまで原材料はびんながまぐろ、きはだまぐろ、かつおの3種類を使用してきましたが、漁獲量の減少や世界的な需要の増加等により、原料の調達が困難になってきたということ。シーチキンへの新魚種採用は約42年ぶりなんだそう。

シーチキンEvery(エブリ)

シーチキンLはマグロ、シーチキンマイルドはカツオが原材料なんだって。この際覚えておきましょう。そこへシーチキンEvery(エブリ)が加わると。国内で水揚げされるブリを使うと説明されてますが、マグロやカツオに比べて養殖しやすい魚種ですし、おそらく養殖ブリも使われるんでしょうね。8/21から店頭に並ぶそうです。一回食べてみよ。

牛を襲うヒグマ 「OSO18」

7/20、日本経済新聞は、「牛襲うヒグマ『OSO18』 写真公開 北海道、DNA型特定」と報じました。北海道東部で放牧中の牛を次々と襲撃し「OSO(オソ)18」と名付けられているヒグマについて、標茶町(しべちゃちょう)が、町内で撮影されたカラー写真を公開したとのこと。近くに残された体毛をDNA型鑑定し、初めて特定できたんだそう。

OSO18

結構鮮明なカラー写真で、自動撮影カメラで撮影に成功したんだとか。しかし、これって、一般に公開されてもなぁ、って感じです。山で出会った熊がこの個体でなければ安全ってわけでもないしね。

この「OSO(オソ)18」というのは、人間による唯一の目撃を伴って白昼に被害が発生した標茶町下「オソツベツ」の地名と、前足の幅が18センチメートルであることから命名されたコードネームなんだそうです。別名忍者グマとも呼ばれ、追跡や捕獲ができない賢いクマみたい。非常に用心深く、夜間に活動し、罠や猟銃を避ける能力を持っているといわれてるそうです。

オスのヒグマで10歳前後、体長は約2~2.2メートル、体高は約1~1.2メートル。体重は300キログラムと推定されています。デカいっすね。この数年間で66頭の牛を襲い、うち32頭が殺されたということです。調べた限りでは、今のところ人間を襲ったという記事は出てきませんでした。

ただ、過去に山菜採りのため山林に入った60代の男性がヒグマに襲われて命を落としていて、これがOSO18の仕業ではないかとの見方はあるらしいです。今さらですが、北海道東部にお住いの皆さん、気を付けてくださいね。

株式会社 名村造船所 橋桁落下事故

株式会社名村造船所は7/6、「事故発生のお知らせ」を公表しました。静岡市清水区の国道1号静清(せいしん)バイパスの橋梁工事において、橋梁の一部が落下する事故が発生しました。テレビニュース等でも沢山報道されてましたが、これって、名村造船所だったんですね。

名村造船所

名村造船所は、ばら積み貨物船、タンカーなどを建造する新造船事業を中核に、船舶の修繕、舶用機械および鉄鋼構造物の製造販売などの事業を、子会社の佐世保重工業および函館どつくなどグループで展開する企業です。創業100年に迫る、東証スタンダード上場企業です。

事故の概要

静岡市清水区尾羽の国道1号静清バイパス下り線で、設置作業中の高架道路の橋桁(長さ約65メートル、幅約3メートル、重さ約140トン)が落下し、作業員2人が死亡、6人が重軽傷を負った悲惨な事故でした。

「横取り架設」と呼ばれる工法を用い、橋脚上の中央付近に置かれた橋桁を、端までの11メートル程度水平方向にスライドさせた後、橋桁を支える役割の部材「支承」の上に降ろす予定だったとのこと。という説明がされてるんだけど、ちょっと素人には難しい。

この工事を担当しているのが名村造船所、というのがピンと来なくて、ホームページを確認しました。同社の事業内容は、「船舶海洋事業」と「鉄構事業」、と説明されています。この「鉄構事業」というのが、橋梁などを手掛ける事業のようで、過去の工事実績も数多く紹介されてます。

事故原因等はまだまだこれからの調査を待つしかありませんが、それにしても、静岡県で大きな事故が絶えないのはなんなんでしょうね。

回転ずしコンベヤーの最大手 石野製作所

日経電子版で読んだのですが、回転寿司で見るあのコンベヤー(回転するレーンの装置)を製造している最大手は、金沢市にある石野製作所という会社なんだそうです。上場している企業ではなく、kuniも初めて知りました。

日経の記事

記事では、いたずら防止機能を搭載した新機種を開発し、飲食業界向けに発売したことを伝えていました。相次ぐ迷惑行為が社会問題となっており、安心・安全対策を急ぐ飲食業界に売り込むとしています。あのバカどものいたずら、迷惑以外の何物でもない犯罪ですが、一方でこうした技術革新を生んだりもします。

石野製作所

コンベヤーの最大手である石野製作所。石野製作所は日本の回転ずしコンベヤーのシェア7割を占めるんだそうです。非上場企業でこのシェアは驚きです。中国やハワイ、東南アジアなど世界30カ国・地域に輸出もしています。

コンベヤーだけではなく、一定時間を経過したすし皿を検知し自動的に排除する「鮮度管理システム」や、魚の脂など汚れを徹底的に除去する皿洗浄機、食べ終わった皿などの厨房への下げ膳機能など、回転ずし店が必要とする周辺機器を独自に開発し、成長しています。

さらに、人手不足が深刻な飲食業界のこと、中華料理やわんこそば、スーパー、イタリア料理店など、回転ずし業界以外からの受注も増え、売上高全体の2割近くに育っているとのこと。

同社のホームページでは、同社が製造する様々な製品を見ることができますが、これがなかなか面白い。どうやってこのレーンが回るのか、想像できないほどスタイリッシュなものなどもありますよ。