株式会社JERA 愛知県武豊町の武豊火力発電所で爆発・火災事故

1/31、午後3時10分ごろ、愛知県武豊町の武豊火力発電所で爆発火災事故が発生しました。爆発は建物13階のボイラー施設内で起きたとみられ、燃料を運ぶためのコンベヤーなどからも出火したということです。

JERA

JERAはエネルギー事業を営む日本の株式会社。東京電力フュエル&パワーと中部電力との合弁企業で、日本国内の火力発電・ガス事業が中心です。液化天然ガス (LNG) の取扱量は世界最大級だそう。両社の出資比率は50%となっています。

事故の概要

この武豊発電所は石炭や木質バイオマスを燃料とし、最大出力は107万キロワット。爆発を受け、同3時半ごろ、発電機の運転を停止しました。バイオマス燃料の一時保管場所が火元とみられると公表しています。幸い人的被害はありませんでした。

この発電所は、設備が老朽化していたこともあり長期停止予定だったそうですが、東日本大震災で原子力発電が停止に追い込まれる中で、再起動させたものだったようです。かなり無理して運転してたんですね。

JERAは武豊火力発電所での事故をふまえ、同様の木質バイオマス燃料を使用する碧南火力発電所(愛知県碧南市)および常陸那珂火力発電所(茨城県那珂郡東海村)において、設備の安全性を確認する緊急点検を実施するとしています。

イートアンドホールディングス(大阪王将)ナメクジ事件に工場火災

イートアンドホールディングス(大阪王将)は1/10、「当社グループ関東第一工場における出火に関するお知らせ(第二報)および業績予想の修正に関するお知らせ」を公表しました。工場火災の影響で、2024年2月期の業績を下方修正するという内容です。

下方修正

関東第一工場の設備および関連費用等について、1,400 百万円の特別損失を計上する見込みとのこと。そのため、450百万円を予想していた純利益が700百万円の損失となるということです。もちろん、保険が適用されて2025年2月期には特別利益を計上するわけですが。

偶然じゃない事案の連鎖

大阪王将では1年半前にナメクジ事件(仙台のお店)が話題になり、保健所が調査した結果、「湿気の多い季節に外部からの侵入があった」と認める結果を出していました。他にも無断でネコを店舗の屋外で飼育していたなんて話も。これらを含め保健所は全12項目の改善点を指摘したとのこと。

そして今回の工場火災。現場に対するガバナンスが効いていないことが、次々と目に見える形となって発生してしまっている感じです。工場火災についてはこれまで第一報と第二報が公表されているんですが、いずれも発生原因が記載されていません。

消防当局や機械類の専門家の調査によりやっと原因が特定できるものでしょうから、発生から一か月経っても調査中というのはよくあること。しかし同社の開示では「発生原因」という項目すらありません。原因があるからこそ結果があるわけで、その原因こそが経営が対処するべき課題。こんなところにもガバナンスに関する同社の無関心さを感じますね。

株式会社NITTAN 堀山下工場(舶用部品工場)において火災事故

株式会社NITTANは1/4、「当社堀山下工場(舶用部品工場)における火災発生に関するお知らせ」を公表しました。12/31、8時ごろ神奈川県秦野市にある同工場で火災が発生し、約6時間後に鎮火したという火災事故です。

株式会社NITTAN

NITTANは、自動車や二輪車向けを中心としたエンジンバルブメーカー。トラックやバス、発電機・農機を含めた小型エンジン向けを中核に、船舶用など大型エンジン向け、精密歯車も手掛ける東証スタンダード上場企業です。一昨年に社名変更するまでは日鍛バルブという社名でした。

事故の概要

堀山下工場内の熱処理工程より出火し、現場に居合わせた従業員1名が煙を吸ったことにより病院に搬送されましたが、すでに回復しているとのこと。同工場熱処理工程の生産設備を一部焼損しており、工場建屋への一部延焼も確認しているということです。原因は現在調査中としています。

昨年末に中央発條で爆発・火災事故が発生した際、トヨタの工場がたくさん停止してしまいました。今回も自動車部品会社ということで心配されましたが、開示のタイトルにもあるように舶用部品の工場のようです(ホームページを見ると船舶用だけでもなさそうなことが書かれてましたが)。

それでもまぁ、とりあえず自動車部品の供給が止まってしまい、自動車メーカーが巻き込まれる事態というのはなさそうな感じです。

東京インキ株式会社 子会社荒川塗料工業で火災事故

東京インキは12/21、「当社連結子会社(荒川塗料工業株式会社)の火災に関するお知らせ」を公表しました。実はkuniも途中まで東洋インキの開示だと思っていたんですが、正しくは東京インキです。子会社の荒川塗料工業で火災事故が発生しています。12/22には第2報も公表されました。

東京インキ

東京インキは各種包装・自動車部品などの各種プラスチック製品向けの着色剤などを製造する化成品事業のほかに、商業印刷や包装向けのインキやコート剤を生産するインキ事業、各種包装用ネットなどを供給する加工品事業も手掛ける東証スタンダード上場企業です。

事故の概要

12/20午後4時ごろ、同社100%子会社である荒川塗料工業加須事業所 工場D棟(埼玉県加須市)塗料製造工場にて火災事故が発生し、午後9時頃鎮火したとのこと。人的被害は軽傷者 1 名とされています。物的被害については22日現在調査中としています。

火災が発生したD棟を除く、すべての生産設備について安全が確認され、関係当局からの許可を受け安全面に最大限配慮し、生産および出荷を再開できたようです。

ちなみに、2017年末に強烈な爆発・火災事故(15人が死傷)を起こした荒川化学工業は東証プライム上場企業で、荒川塗料工業とは全く別物です。「東京」と「東洋」、「塗料」と「化学」の違い、今日はかなりややこしい記事になってしまった。

イートアンドホールディングス(大阪王将) 関東第一工場で火災事故

イートアンドホールディングスは12/7、「当社グループ関東第一工場における火災発生に関するお知らせ」を公表しました。群馬県邑楽郡にある同社グループ 関東第一工場で12/6、16 時頃 工場内製造ラインより出火し、約5時間後に鎮火したということです。

イートアンドホールディングス

イートアンドホールディングスは「大阪王将」を主要ブランドに、大衆中華料理業態を中核とした外食チェーンの展開と、餃子を主軸とする冷凍中華総菜の製造・販売を行う東証プライム上場企業です。

同じく「王将」を冠し中華料理チェーン「餃子の王将」を展開・運営する、京都に本社を置く王将フードサービスから、のれん分けして創業者の親類が独立して創業したのが「大阪王将」。その後、両社ともチェーン展開を進めていますが、資本や事業上の関係は一切無いということです。

事故の概要

鎮火までに5時間半を要したこの火災、幸い人的被害はありませんでした。物的被害についても、製造ラインの損傷は一部に留まっており、復旧可能な製造ラインより順次稼働を開始する予定としています。 なお、隣接する関東第二工場および関東第三工場への延焼はなく、通常稼働しているとのこと。

調べてみると、大阪王将は店舗でまぁいろいろと火災事故起こしてますね。強い火力がウリの中華ですからまぁそういうリスクもあるんでしょうけど。ナメクジ事件なんてのも出てきましたよ。ちなみに、社長が工藤会のヒットマンに射殺されたのは「餃子の王将」の方です。