大王製紙(その2) 事故発生に関するお知らせ 適時開示はなし

大王製紙は3/10、同社ホームページで「事故発生に関するお知らせ」を公表しました。適時開示はしていません。なんでだろうね。こういうネガティブな事故情報もしっかり開示するべきだと思うけど。

「お知らせ」によると、被害にあい救急搬送されたのは、協力会社社員5名、大王グループ社員1名だとのこと。搬送時には2名の意識がなかったものの、その後意識は回復し、治療中だといいます。物的被害はなかったようで、周辺地域での環境被害も報告されていないということです。

製品供給についても、現時点では影響はないとしていますので、現在、精査中としている業績への影響もほとんどなさそうです。

定期修理中の設備建屋内で、一酸化炭素を含む燃料ガスが漏洩したとしていますので、漏えいしたのは一酸化炭素だけではなさそうですね。燃料ガスってなんだ? 漏洩原因は現在、調査中としています。

川崎重工業 ワシントン地下鉄脱線事故

川崎重工業は10/19、「ワシントン地下鉄車両の脱線事故について」を公表しました。テレビニュースでも流れてましたね。現在、米国NTSB(国家運輸安全委員会)が原因の調査を行っているということです。

事故の状況

脱線事故は12日夕方のラッシュアワーに、ワシントン郊外のロズリン駅付近で起き、トンネル内で脱線した車両から乗客が脱出したというものでした。乗客187人にけがはなかったものの、NTSBは重大な事故になっていた恐れがあるとして調査に乗り出しました。

10/18には、川重製の車両を使用している鉄道事業者に早急に点検を実施するよう要請し、同じ型式の車両で事故前から不具合が見つかっていたという注意喚起も。事故を起こした車両は川重の米国現地法人が製造した「7000系」だそうです。

新車両導入時の経緯

ワシントンメトロの老朽化への対応として、7社が応じたものの、最終選考にはボンバルディア、アルストム、川重の3社が残ったと。その中で川重は、製造コスト等の経済的な面、衝突安全性・環境対策などといった技術面の両方において最も優れていたため選定されたそうです。2014年より営業運転を開始しています。

不具合は多発

川重は、「脱線との関連性は特定されていない」としていますが、同種の車両は2017年以降31回、ゲージ検査で不具合がみつかっており、年々不具合が増えていたといいます。また、事故を起こした車両は、事故直前に2回脱線し、ブレーキの一部が破損していたんだそうです。

不具合が見つかり、年々増加。この間、川重としては適切な対応を取ってきたんでしょうかね。日本みたいになんだかんだでなぁなぁで済ませてくれない国ですからね。この事故は意外にダメージあるかもしれません。日本でも川重の車両そこらじゅうで走ってます(国内シェア第2位)。恐ろしや。