スリランカの連続爆破テロ

ニュージーランド クライストチャーチでの銃乱射テロから1か月くらいになりますか。またイスラムを狙った爆破テロがスリランカで起きてしまいました。キリスト教会や高級ホテルが狙われたということで、クライストチャーチとは逆のテロ(報復)のようにも見えます。イスラム過激派組織「ナショナル・タウヒード・ジャマア(NTJ)」が関与したとの見方がでていました。

連続テロ事件はコロンボの五つ星ホテルや教会など計8件発生、290人の方が亡くなり、その中には日本人も一人含まれているようです。他に4人の負傷者も。死傷者全体では800人を超えるとも。この数はまだ増えそうで、なんとも悲惨な事件です。

肌の色や宗教の違い

昔から肌の色や宗教の違いがもめごとの元になってきました。兵器技術の革新で爆破テロや銃の乱射テロなんかが当たり前のように起きてしまう世の中になってしまっています。遠い国での出来事のようですが、日本でも新興宗教によるテロが起きたことを若い人は知ってますかね。

地下鉄サリン事件と言えば聞いたことはあると思います。そう、オウム真理教という教団による無差別殺人テロです。麻原彰晃を教祖として、地下鉄サリン事件を筆頭に、魂を救済する「ポア」を大義名分として、組織的に数多くの殺人事件を起こした新興宗教団体です。当時は物凄い衝撃を受けたものです。kuniの知り合いにも被害者がいます。幸い今でも元気ですが。日本でも起こるんですよ。マジで。っていうか、日本人がテロを起こすんですよ。

日本と韓国

そんな風に考えると、日本と韓国の間でこうしたテロ事件が起きてもおかしくないと思うわけです。自衛隊航空機へのレーダー照射に、慰安婦問題に徴用工問題まで。両国の関係が非常に悪化している時期がありました。今はちょっと落ち着いてきましたが、そんなお互いの憎悪が引き金を引くことだってありそうな状況が続きました。

もう少し前になりますが、韓流って言葉が流行りましたよね。そして今ではK-POPって言うんですか、若い女性の間では韓国の芸能人が大人気です。この現象はよく理解できないんですが、彼ら若い世代が年寄りたちの険悪な関係を緩和してくれてるんですね。韓国でも若い世代は日本のことを好きな人が多いと聞きます。

彼らの世代が両国の関係をなんとか維持してくれてるような気がします。この世代の交流は非常に大きな意義があり、私たちのような年寄りほど、この意義をしっかり認識する必要があるのかもしれません。

台湾地震 マグニチュード 6.1

4/18 日本時間の14時ごろ、台湾東部花蓮県を震源とするマグニチュード6.1の地震が発生しました。震源の深さは約19キロだそうです。スマホで撮影した動画とかが日本のニュースでも流れていましたが、かなり大きな揺れでした。その割にといいますか、不幸中の幸いと言うべきか、今のところ公表されている被害は、負傷者17名だけのようです。

震度は?

いくつかニュースを見てもマグニチュード6.1までは伝えるんですが、各地の震度を伝えないんですね。マグニチュードは地震の震源における放出されるエネルギーの大きさと習いました。なので、各地の揺れ方はこれとは別の震度で表されます。この震度で揺れ方を想像することに慣れているせいか、震度を伝えてくれないニュースに違和感を覚えました。

なんと、実は私たちが日ごろ使っている「震度」は、気象庁震度階級に基づく表示なんだそうです。ですので、この震度は日本でしか通用しないわけです。国際基準ではないということですね。ところが、ネットの一部のメディアは最も揺れの強かった地域で最大震度7だったと伝えているところもありました。

台湾の震度階級は、日本の気象庁震度階級とは別のモノですが、ほぼ同じなんだそうです。日本でいう震度5と震度6は「弱」と「強」に分割されてますが、台湾では分割されていない、という違いだけです。なので、日本の気象庁もほぼ同じと考えてよいと言ってます。

多くのメディアが震度に関してはその基準が違うので、誤解を避けるために「震度」を伝えなかったようですが、一方で震度階級はほぼ一致しているから、「震度」を7と伝えているメディアもありました。面白いですね。kuniのように「震度伝えてくれないと分からないよ」なんていう苦情や意見がメディアにも届いてるんでしょう。

台湾も地震大国

台湾では今年2月にもやはり同じ花蓮県の沿岸でマグニチュード6.4、深度7の地震が発生しています。この時は4人が死亡し、日本人9人を含む200人以上が怪我をしています。日本と同じように二つのプレートがぶつかり、片方の下に潜り込んでいく境目になっているそうで、こと地震に関しては日本と非常によく似ているんですね。

3.11 東日本大震災の直後、200億円を超える義援金が台湾から届いたのを、皆さんも覚えてらっしゃると思います。もちろん、日本も台湾が被災した際に支援してきたからこそですけどね。今回の地震に関しても、日本として何か支援できるのか、見極めないといけませんね。

クジラの死骸から40キロ分のビニール袋

CNNがショッキングなニュースを配信しています。フィリピンの海岸に打ち上げられた、アカボウクジラの死骸の胃袋の中から、約40キロのビニール袋が見付かったそうです。十分なエサが摂取できなくなり、脱水と飢えのために死んだと見られています。

アカボウクジラ

アカボウクジラは和名で、顔が人間の赤ん坊に似ていることに由来するそうです。成体の体調は7メートル弱、日本でも駿河湾に生息地があるほか、大西洋、太平洋、インド洋などに広く生息しているとのこと。クジラの中でも最も深く潜水する種類の一つで、137分間潜水したとか、2992メートルの深さまで潜ったりしたことが測定されていて、哺乳類の潜水記録なんだとか。。。

去年の11月には、インドネシアの海岸に打ち上げられたマッコウクジラから、6キロのプラスチックごみが、、、というニュースもありました。また、そのニュースの中では数か月前にも、8キロのプラスチックごみが出てきたクジラが居たとも書かれています。今回の40キロというのは衝撃的ですね。

プラスチックストローとウミガメ

プラスチックストローがプラごみ廃止運動の対象というか、シンボルになった原因として、ウミガメの鼻に刺さったストローの写真がネットで拡散したためだった、というお話を以前書きました。記事はこちら。今回は拡散するような写真はなさそうですが、40キロのビニール袋が出てきた、というテキストだけでも、そういう意味でのインパクトはありそうです。

CNNの原文では 40 kilograms of plastic bags ということで、プラスチックバッグと表現されていますが、日本語でいうところのビニール袋のことのようです。スーパーのレジ袋がとりあえずまた話題になりそうですね。

主要新聞の対応

CNNがこのニュースを伝えた翌日までのところ、グーグルで検索しても主要新聞はこのニュースを取り上げていないようです。これはどうしてなんでしょうね。ネットのニュースとしては多くのサイトが取り上げているんですが、新聞はなぜか反応していません。

昨年末に日本政府が国際捕鯨委員会を脱退し、商業捕鯨を再開することを決定したというニュースがありました。kuniとしては、非常に違和感のある決定だったんですが、このことと、なんか関係あるんでしょうかね。ちなみに、昨年11月のインドネシアの件は新聞でも報道されています。

また話が脱線してしまいそうですので元に戻しましょう。フィリピンやインドネシアで見つかったクジラのお話でしたが、外国の出来事ということでは済まされません。高い倫理観を持つ日本人としてどう向き合っていくのか。また、高い技術力を持つ日本として何ができるのか、貢献できるのか、真剣に考えていきたいですよね。

ニュージーランド クライストチャーチ 銃乱射事件

3/15 ニュージーランドのクライストチャーチで銃乱射事件がありました。2ヶ所のモスク(イスラム教の礼拝所)が襲われ、50人が死亡。48人が病院で手当てを受けているそうです。警察は4人を逮捕したという当初の報道でしたが、後に単独犯ということに訂正されてます。亡くなられた方のご冥福をお祈りします。

クライストチャーチ

この地名を聞いてまず思い出すのが、2011年2月に発生した地震です。この地震で語学学校が入居していたビルが倒壊し、日本人留学生が28人も亡くなりました。この時が初めてなんですね、kuniがこの街のことを知ったのは。気候も治安もよくて、きれいな街ということで、旅行者や留学生が多いと。

そして、その3週間後に東日本大震災が起きます。地図で見るとニュージーランドって、北海道から東北地方にかけての形に似てるんですよね。で、クライストチャーチは震源近くの三陸沖辺りに位置します。当時、こんなことを考えた記憶があります。

脱線してしまいますが、2016年にもニュージーランドで地震が起き、その2か月後に熊本地震が起きていて、その関連性を指摘しているブログがありました。偶然の一致でしょうが、何だか気持ち悪いです。

犯行の動機とか

犯人はヘルメットに付けた小型カメラで殺害場面を録画し、フェイスブックのライブ機能で中継していたそうです。フェイスブックはすぐに削除したものの、この動画はまだ拡散しているとか。今のところ犯人の動機としては、イスラムに対する嫌悪や反移民、白人至上主義などという推測がされています。

この中で、反移民という動機が個人的には気になっています。このところ、いろんな意味で世界を動かす原因になっています。トランプ大統領が作ろうとしているメキシコ国境の壁の問題。この問題で政府内は混乱し、行政機関が停止するという状況が起きています。また、EUでも折に触れ問題になりますし、特に英国に関しては移民問題に端を発したEU離脱問題に発展しています。

日本でも現実味を帯びてきた移民問題

これらの問題を巡って世界の金融市場がかなり振り回されていることは、皆さんも感じてらっしゃると思います。この反移民という感情、私たちの日本でも今後クローズアップされるんじゃないかと思っています。外国人労働者の受け入れ解禁のタイミングに合わせるかのような、日韓関係の急速な悪化。気になりますよね。

独自の文化を持つ国の国民ほど、他国からの移民が築く新しい文化の受け入れに苦労すると思われます。日本はまさにそういう国のような気がしますし、今回のニュージーランドの事件は他人事とは思えないわけです。

ニシキゴイを国魚に 輸出好調 他にも日本酒、米、牛肉、いちご、緑茶など

ニシキゴイ文化の振興に向けて、小泉進次郎議員ら自民党有志議員が議員連盟を発足させたというニュースが流れていました。「ニシキゴイが国魚として認められるよう一生懸命努力していく。」とか、「東京オリンピックなどを控えたクールジャパン戦略の一環としてニシキゴイの魅力を内外に発信していく。」みたいなことを言っていて、かなり気合入ってます。

海外ではかなり人気

ニシキゴイは観賞用として海外でも人気なんだそうで、輸出もかなり伸びているとか。「平成29年農林水産物・食品の輸出実績(品目別)」という農林水産省の統計によると、輸出額は36.7億円となっています。ここ3年ほどは足踏み状態ですが、平成20年のデータとの比較では、65%増加しています。

輸出先としては香港がトップで、以下オランダ、ドイツ、米国などが並んでいます。欧米やアジアの富裕層を中心に、日本文化の象徴として楽しまれており、年々増加傾向で推移、と解説されています。トップの香港というのは、ここを経由して中国へということだと思われます。

ニシキゴイ豆知識

全日本愛鱗会(アイリンカイ)という社団法人のHPでは、クィーンのフレディ・マーキュリーもニシキゴイのファンで、自宅の池にたくさん飼っていたという話を掲載していました。もちろん日本庭園の中の池らしいです。

また、全日本錦鯉振興会というHPでは、1匹のニシキゴイが2億300万円で台湾の女性に落札されたというニュースが掲載されています。1匹2億円って、まさに今年のマグロの初セリに迫る勢いです。それまでのベストプライスは6,000万円くらいなんだそうで、いやいや、ニシキゴイ、まさに富裕層御用達です。侮れません。

ちなみに、kuniの田舎では町を流れる一番大きな(と言っても大したことないですが)川にニシキゴイが泳いでました。そんな値打ちのあるのはいないでしょうけど。萩だったか、津和野の川にも泳いでましたよね。

その他の有望な農林水産物・食品

ついでに冒頭の統計ですが、平成29年までの3年間、輸出額を伸ばしている品目を拾ってみました。まずアルコール飲料が目立ちます。以前記事に書いた日本酒の伸びが顕著です。ビールも負けてないですね。醤油やみそといった日本の調味料も着実に3年連続増加。米や牛肉、いちご、もも、緑茶の輸出量も大きく伸びてきています。

今回参考にした統計、「平成29年農林水産物・食品の輸出実績(品目別)」は、昨年4月に公表されていますので、平成30年版の公表はやはり4月頃だと思います。いやぁ、統計今かなり揉めているので、今年はいつものタイミングでは公表できないかもしれませんね。