サンウェルズは2/12、「再発防止策の策定及び関係者の処分に関するお知らせ」を公表しました。他にも決算短信やらなんやら膨大な数の開示を行っています。で、なぜか同社株はストップ高。まぁ、大きく売られてたからってのはあるだろうけど、、、よく分かりません。
再発防止策
一通り再発防止にかかる施策が並んでいるものの、ほとんどの施策が現場に対する改善策という感じです。今回の不正請求の本質は現場にあったのでしょうか?そうじゃなくて現場を追い詰め、不正を容認してきた経営陣にその責任が大きかったんじゃないかと思います。
関係者の処分
代表取締役社長 苗代 亮達 月額役員報酬の50%減額(6か月)
専務取締役 長山 知広 取締役辞任、執行役員(経営戦略本部長)へ降格
常務取締役 越野 亨 取締役辞任、執行役員(運営本部長)へ降格
常務取締役 上野 英一 役付変更、取締役へ降格
月額役員報酬の30%減額(3か月)
処分内容をあえてそのまま載せてみました。30%減額は役員3名に課されるという理解でいいんでしょうかね。読者の皆さんはこの処分、妥当だと考えますか?
不正があった企業の処分の事例の中では、それなりの処分に見えます。が、しかし、彼らは国庫から28億円を盗んだ企業ですからね。そもそも主たる現経営陣が居残ることに大きな違和感を感じます。