りらいあコミュニケーションズ (その2)

鹿児島センターにおいて不適切な電話勧誘や、録音の改ざん・捏造が行われていたことに関する調査の結果を公表した、りらいあコミュニケーションズ。その際告知していた諮問委員会を設置したことを7/7公表しました。

諮問委員会

まぁ、第三者委員会みたいなものですね。諮問委員会という名称に何かこだわりがあったんでしょうか。設置の目的として、「同種事案の再発防止、早期発見・対処のための方策を検討すると共に、全社的なコンプライアンス向上を目的として・・・」などと書かれています。

委員長は外部の弁護士、委員は外部の公認会計士と同社の独立社外取締役という構成で、同社の取締役2名と常勤監査役がオブザーバとなっています。今後1カ月程度で全体的な方針を取締役会に答申。その後は具体的な施策の実施状況をモニタリングしていくそうです。

あらためてこの会社

今回の不祥事への対応はしっかりやってもらうとして、あらためてこの会社の中身を見てみると、ウィズコロナにおいても伸びる会社かもしれませんね。バックオフィス事業のようなアウトソーシング事業もこれから伸びそうです。

会社の沿革読んでて初めて気が付きましたが、この会社、社名変更する前は「もしもしホットライン」だったんですね。kuniの会社も昔利用してました。将来性がありそうな事業だけに、ガバナンスやコンプライアンスしっかり固めないと、です。

昨年2月に発覚した不適切な会計処理(原価の付け替え)についても、改善に向けた取組み中だったはず。そんな中で発生した「不適切な電話勧誘や、録音の改ざん・捏造」だということも重く受け止める必要があります。

諮問委員会の設置目的に、「同種事案の再発防止、早期発見・対処」とあるように、もうこれ以外に不適切な事案がないことの証明が最重要課題です。内部管理態勢がしっかり整えば、同社株はかなり割安と言えると思います。

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