楽天 スマホ対応周波数の無断変更

どうにもおかしくなってきている楽天がまたやらかしました。楽天モバイルは、同社が販売するスマホ「Rakuten Mini」について、対応する4Gの周波数を告知なく変更していたとして、6/10、ウェブサイトにお詫びを掲載しました。これを受けてか、6/12には総務省からも・・・。

SNSへの投稿がきっかけ

6/12 総務省は楽天モバイルが開発したスマホの対応周波数について、同社が無断で認証と異なる設計に変えた疑いがあると発表しました。電波法に基づき同社に詳しい報告を求めています。

対応する周波数が勝手に変更されると、混信などで電波の質が落ちる場合がある。このため、携帯電話は発売前に周波数や出力などの設計について、第三者機関から認証を受けなければならない。と、総務省は主張しています。

総務省よりも先に、楽天からお知らせが出たのには違和感がありましたが、どうやらユーザーがSNSに投稿したことで世間に知られ、楽天モバイルも公式に認めざるをえなくなったということのようです。周波数変更に関しては総務省に対してもそうですが、ユーザーに対しても全く知らせていなかったようです。

行政と顧客に対する楽天モバイルの姿勢

どういう目的で周波数変更し、それによってユーザーがどういう影響を受けるのか。ここについては今日は取り上げません。問題視しているのは、行政と顧客に対する楽天モバイルの姿勢です。あらかじめ認証を受ける必要がある商品であれば、認証後に仕様を変更する際には認証機関等へ確認をするのは当然。

顧客にとっての使い勝手が多少なりとも変わってくる可能性があるとしたら、まず顧客に仕様変更のお知らせがあってしかるべき。楽天トラベルでホテル側に最安値保証。楽天ペイ・楽天カードでは多発するシステム障害。「送料込み」表示で公正取引委員会が緊急停止命令。

そして今回はスマホの周波数無断変更。やっぱり楽天のガバナンスはおかしなことになってます。

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