OKK株式会社 残るは四半期報告書の提出 または上場廃止

過去の会計不正とこれへの対処における取締役の不適切な対応を公表してきたOKK。前期の有価証券報告書は10/6が提出の最終期限となっていましたが、ギリギリ10/6の提出で間に合いました。とりあえずは上場廃止の危機を脱したわけですが・・・。

会計監査人

10/6の同社の適時開示。凄いですねぇ、タイトル数でなんと14本。で、前期の有価証券報告書は、東証が上場廃止を迫る提出期限までに提出できました。前期分ですから、契約している会計監査人がおり、粛々と作業するだけの話。ここまでは想定内という結果かと。

問題は今期の第1四半期報告書でした。前期までの会計監査人が退任し、次が見つからないという状況が続いていました。これは正直ヤバいかな、と思ってましたが、上記14本の開示の中に、「一時会計監査人選任に関するお知らせ」も混じっていました。

京都の「監査法人やまぶき」が次の会計監査人になるようです。初めて聞く法人ですが、ネット等で見る限り悪い噂等もないようです。株式会社関門海などをクライアントに持っているようです。

時間との勝負

無事に会計監査人が決まったとはいえ、四半期報告書の提出期限は10/12です。12日までは4営業日だけ。いや、こんな場面ですから営業日とか言ってられなくて、土日も稼働してもらって6日間で会計監査を終わらせることになります。何とかなりそうかな。

14本のタイトルの中にはほかに、「代表取締役の退任」や「取締役の役員報酬の返上(3カ月間、50%)」などが含まれていました。あと、「特別損失の計上見込みのお知らせ」では、今回の会計不正に関する特別調査委員会による調査費用等、約650百万円を計上する見込みだと。