回転寿司最大手のスシローは、通常、メバチマグロを使用する「まぐろ」や「漬けマグロ」のメニューに、より仕入れ値が安い「キハダマグロ」を使っていたと明らかにしました。本来キハダマグロは10/1からのキャンペーンで大きくカットして提供する予定だったということです。
キャンペーン
実施するたびに事件が起こるスシローのキャンペーン。普段使っているメバチマグロよりローコストなキハダマグロを少し大きめにカットした「ちょっと大切りキハダまぐろ」を提供しようとしていたとのこと。少しでも顧客にたくさん食べてもらいたいという思いがあったそう。
誤って9月28~29日にかけて全国6店舗でキハダマグロが提供されていたということですが、これが大切り(大きくカットされた)で提供されていたのかどうかは公表されていません(ここ一番重要なところ)。ただ、顧客に返金すると言ってるので普通サイズで提供してたんでしょうか。
わざとやってる?
当ブログでも書きましたが、スシローは不祥事が相次いでいます。6月にウニなどの期間限定商品を品切れなどで販売できない店舗があったのに宣伝を続ける「おとり広告」。7月にはビール半額キャンペーンの店内広告を一部店舗で開始前に掲示。さらにその後は売り切れでビールが提供できないなどなど。
そして今回の偽装マグロ。何度も発生する不祥事ですが、どんどん「そんな大したこと?」って感じの事案になってきてます。もちろん良いことではないんですが、ひょっとしてキャンペーンの告知のためにやってる番宣?のようにも見えてきました。
同社の業績はというと、業界の中ではよろしくないようですから、わざとやってるわけではないでしょうが、少なくとも「スシローで大ぶりなマグロの握りが食えるらしいぞ」、っていう話題はかなり周知されたと思われます。