11/22、静岡市清水区にある建材メーカー株式会社ノダの工場で、火災がありました。同社側からの情報がいっさい提供されていませんが、おそらく東証上場のノダだと思われます。22日午後1時半ごろに出火し、およそ4時間半後に消し止められました。
株式会社ノダ
ノダは内装材、住宅機器や繊維板の製造販売ならびに住宅関連工事を行う住宅建材事業と、合板を輸入・製造販売する合板事業を手掛ける東証スタンダード上場企業です。元は材木店、製材所として創業した企業ですね。
事故の概要
工場の建物内で保管していた木くずの一部が焼損したということです。木くず以外への燃え移りはありませんでした。火災発生当時建物内に人はおらず、けが人はいなかったとのこと。一部の報道機関が伝えたのはこれだけの情報です。
自然発火
木材チップ、天ぷらの揚げ玉、RDF、自動車シュレッダーダスト、肉骨粉等は、徐々に化学反応を起こし発熱しているといいます。これらが大量にあった場合や保管期間、条件(高く積み上げ放置するなど)によっては、なかなか放熱が進まず、火災に至る場合があるんだそう。
実際、木材チップ等の自然発火が原因と推定される火災が全国で発生しており、木材チップ等の取扱い等について、当局からも火災防止の観点から指導や注意喚起が行われています。
それにしてもノダは材木店、製材所としてスタートした木材のプロ。のはずが、なぜこのような火災事故を。自然発火であったとしてもこれは人災ですね。同社は事故の発生とその原因、管理態勢など、公表するべきだと思います。