日本金属は2/26、「当社板橋工場圧延機における火災発生について(第一報)」を公表しました。2月25日午前6時35分頃、板橋工場 第一圧延工場で圧延機が火災を起こしたそうです。同日午前9時37分頃、鎮火を確認したとのこと。
一昨年にも
日本金属はステンレスを圧延(薄く延ばすこと)し、各種製品を製造販売するステンレス精密圧延メーカーです。この火災報道、3時間ほどで鎮火してますし、さすがにブログで取り上げるほどの事故じゃないかな。などと思いつつちょっとだけ調べてみたら、、、。
なんと、この工場、2019年11月にも火災を起こしてますね。この時は板橋工場 第三圧延工場で起きています。同社では半年以上かけて発生原因等の調査を行っており、その結果に基づく火災発生防止策まで公表していました。にもかかわらずわずか一年ほどで再発とは。
最新鋭機?
2019年の火災の直前に、「最新鋭の圧延機を導入(設備投資額10億円)」を公表しているんですが、その開示に掲載されている圧延機の写真には「No.9ZR」という名前が写っていました。既存の12段圧延機を20段センヂミア圧延機に大幅改造したと書かれています。なんのことだか全くわかりませんが。
で、今回の火災に関する開示文では、火災の発生場所が、「板橋工場 第一圧延工場 No.9ZR圧延機」となってるんですね。10億円かけた最新鋭機が燃えちゃったってことですかね。設備の老朽化が原因だろうと思っていたら、設備の更新が仇になったというオチとは。。。