11/13付け日刊工業新聞に「リチウム電池 可燃ゴミにしないで」という記事がありました。リチウムイオンバッテリーが可燃ゴミに混ざって捨てられることがあり、ゴミ収集車がゴミを押しつぶす際や破砕施設において、発火事故や火災が相次いでいるということです。
NITE(製品評価技術基盤機構)
記事で紹介されていたNITEのプレスリリースを見てきました。10/24に発表されています。記事ではリチウムイオンバッテリーにフォーカスしていましたが、NITEでは、リチウムイオンバッテリーのほかにも、カセットボンベやスプレー缶についても同様に注意喚起しています。
モバイルバッテリーを実際にゴミ収集車で圧縮する実験結果なども見ることができます。可燃性有機溶媒である電解液がガス化して噴出、発火するケースや破裂して内部のセルが飛散する状況が確認できます。
リチウムイオンバッテリーはノートパソコンやモバイルバッテリー、スマートフォンなどに使われています。製品別にみるとこれらが3大製品なんですが、事故原因になったその他の製品としては、電動アシスト自転車なんてのもあります。しかしこんなの誰が可燃ゴミに出すのよ。
他にもラジコン、電動工具、携帯音楽プレイヤーなどなど。意外なところでは加熱式たばこなんかも事故を起こしてるみたいです。廃棄の際は可燃ごみと一緒に出すことなく、各自治体の指示に従いましょう。
カセットボンベやスプレー缶
これらについても必ず中身のガスを使い切ってから捨てるように呼び掛けています。今ではスプレー缶にはガスを出し切るための「ガス抜きキャップ」が付いているので、これを使うようにと。ただし、スプレー缶をたくさんガス抜きしていて爆発、火災を起こした、なんていう札幌の不動産業者がいました。寒くても風通しの良い屋外でやりましょうね。