百十四銀行 行員が顧客情報漏洩 セクハラ騒動の次

香川県の地銀、百十四銀行で行員が知人に顧客情報を漏らしていた件、先月末に同行が公表していました。漏洩した情報は法人が3件、個人が14件の計17件。うち1件の顧客が詐欺事件の被害に遭っていて、情報が犯人にわたった可能性が高いとしています。

不自然かつ不十分な開示

情報を漏らした相手とされている「知人」というのは、行員の同期入行の元同行の行員のようですね。また、この元行員の方から漏洩を働きかけてきていたとか。しかし、このあたりのことを百十四銀行は一切明らかにしていません。

以前、野村證券でも似たような事件がありました。元社員が現社員に働きかけて、現社員が担当する顧客を紹介させ、投資詐欺を仕掛けていくといった手口です。今回の百十四銀行からの情報漏えいで詐欺にあった顧客の場合も、元行員が詐欺を働いているのでは?と考えてしまいます。

昨年のセクハラ騒動

昨年11月、同行が設定した取引先との会食(接待ですね)で、女性行員が取引先から不適切な行為を受けたという事件。不適切などと銀行は説明していますが、その後の報道でこれがセクハラとも、もっとそれ以上に酷い行為だったとも言われました。

そう、取引先のこの行為を止められなかったとして、同席していた会長が辞任に追い込まれたあの事件。あれが百十四銀行なんですね。女性行員をコンパニオンのように同席させ、その場でセクハラ被害に。今の時代に考えられないようなことを平気でやる銀行。このイメージはそう簡単に消えません。

今回の情報漏えいについても、会社側が公表している事実に留まるとは思えないわけです。前回のセクハラ事件を暴いていたZAITENという雑誌があるんですが、今回も12月号でこの情報漏えい事件を取り上げているみたいです。お読みになられたらいかがでしょう。kuniはZAITENから何も貰ってないですよ。あしからず。

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