株式会社クシムは1/31、「2024 年10月期有価証券報告書の提出期限延長に係る承認申請書提出のお知らせ」を公表しました。同日のうちに承認されたことも公表しており、提出期限は3/31まで延長されました。
提出期限の延長を必要とする理由
これまで取締役を解任するに至った理由が漠然としたものでしたが、今回の上記申請にかかる開示では少し具体的な内容が公表されています。決算が締められない理由として書かれているわけですが、ほぼ取締役を解任した理由に通じる内容だと思われます。
その理由とは、① 取締役が関与する暗号資産関連業務に関する検証の必要性(同社および子会社にかかる暗号資産の実在性及び評価)。② 同社の経費支出の妥当性に関する検証の必要性(取締役による経費支出の適切性)の2点になっています。
詳細については、当ブログの紙面では書ききれませんし、当方に暗号資産にかかる専門知識などもないことから、ここでは考察を控えます。是非皆さんの方で、先日取り上げた取締役の主張と、今回の現経営陣の主張を読み比べていただければと思います。
この後は調査委員会の調査結果を待つしかないですかね(調査委員会が公正・公平な調査結果を出すかどうかもビミョーですが)。あと臨時株主総会の行方も。まだまだ紆余曲折ありそうです。